◎地域便り


群馬県産牛乳を使った加工品の生産

(群馬県 紫野 寛)


 平成5年9月の中央酪農会議主催の全国指定団体会長会議において、本県の生乳
計画生産目標数値が当初計画より約2.4%、7千169トン下方修正され、29万4千147
トンと決められた。

 これにともない、指定団体である群馬県牛乳販売農業協同組合連合会では、これ
らの余剰牛乳の処理方法として、全乳哺育に使用するばかりでなく、ゴーダチーズ
の生産に取り組んでいる。製品はすでに販売されており、とろけるチーズとして好
評を博している。

 また、群馬畜産加工販売農業協同組合連合会では、余剰牛乳を使用したソーセー
ジの試作に取り組み、試食会を実施している。試食会での評価は好評であるため、
本格的生産も考えている。

 このように、群馬県では、乳牛を淘汰する一方、経営基盤を維持しながら消費拡
大対策を重視して計画生産の達成に努めている。
 

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