(群馬県 紫野 寛)
平成5年9月の中央酪農会議主催の全国指定団体会長会議において、本県の生乳 計画生産目標数値が当初計画より約2.4%、7千169トン下方修正され、29万4千147 トンと決められた。 これにともない、指定団体である群馬県牛乳販売農業協同組合連合会では、これ らの余剰牛乳の処理方法として、全乳哺育に使用するばかりでなく、ゴーダチーズ の生産に取り組んでいる。製品はすでに販売されており、とろけるチーズとして好 評を博している。 また、群馬畜産加工販売農業協同組合連合会では、余剰牛乳を使用したソーセー ジの試作に取り組み、試食会を実施している。試食会での評価は好評であるため、 本格的生産も考えている。 このように、群馬県では、乳牛を淘汰する一方、経営基盤を維持しながら消費拡 大対策を重視して計画生産の達成に努めている。