この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。 |
北海道酪農畜産課はこのほど酪農からの離脱状況をまとめた。 この調査は、 毎年2月1日に行うものであり、 市町村・農協の協力を得て実施している。 6年2月から7年1月までの1年間で、550戸の酪農化が離脱している。 そ の要因は、 高齢化や後継者問題によるものが多く40%を超えている。 次いで 、 経営不振・将来への不安が23%、 積極的な経営転換等が21%となっており、 前年に比べ積極的な経営転換等の割合が増加した。 なお、 離脱後の就業状況を見ると、 経営転換による他の農業部門での営農 継続が半分以上となっている。
酪農からの離脱要因
区分 | 2.2〜3.1 | 3.2〜4.1 | 4.2〜5.1 | 5.2〜6.1 | 6.2〜7.1 |
高齢化 後継者問題 |
117 (53.9) |
197 (48.9) |
163 (36.6) |
175 (42.2) |
224 (40.7) |
経営不振将来への不安 | 50 (23.0) |
84 (20.8) |
110 (24.7) |
132 (31.8) |
124 (22.5) |
経営者の事故・病気 | 43 (19.8) |
65 (16.1) |
51 (11.5) |
42 (10.1) |
51 (9.3) |
積極的な 経営転換等 |
※ (※) |
26 (6.5) |
66 (14.8) |
59 (14.2) |
116 (21.1) |
その他 (環境問題等) |
7 (3.3) |
31 (7.7) |
55 (12.4) |
7 (1.7) |
35 (6.4) |
合計 |
217 (100.0) |
403 (100.0) |
445 (100.0) |
415 (100.0) |
550 (100.0) |
注:( ) は比率、※は調査項目なし。 2.2〜3.1の離脱戸数には、経営転換戸数が含まれていない。