◎地域便り

 この「地域便り」では、北海道、岩手県、群馬県、宮崎県及び鹿児島県の協力を得て、地域における畜産の新しい動き、先進的な畜産経営の事例等を紹介してます。
 

衛指協が新情報誌 「エクログ」 を創刊

(岩手県 千葉 健市)

  岩手県家畜畜産物衛生指導協会は、 平成6年の創立20周年を機会にこれまで
の機関情報誌 「衛生指導情報」 を全面的に刷新、 新情報誌 「エクログ」 を創刊
し畜産関係者等から大好評を得ている。 
 
  「エクログ」 は、 読者である大型畜産農家に 「親しみやすく、 わかりやすい」
形式とするため、 カラー印刷、 図表や写真による図解表現と専門論文でない平
易な文章を大きな活字で印刷することを基本に編集している。 
 
  情報の内容は、 健康で安全な食品の生産供給産業である畜産を広くとらえる
ため、 生産から加工流通までのあらゆるジャンルを対象としている。 県内の畜
産指導者や食品加工流通業者からの情報提供をはじめ、 畜産振興事業団発行の
「畜産の情報」 から国内外情報の提供を受けたり、 大型養豚経営者の座談会を
紹介するなど、 読者から次回の発行が待たれる情報誌とするための創意工夫が
なされている。 

 情報誌 「エクログ」が、 畜産情報のエキスをより良く活用するための生産者と
指導者の新しい歩みとなるよう大いに期待されている。 

 
エクログ (Eclogue) のいわれ
 
  牧歌、 田園詩として訳され、 牧者間の対話の一形式を意味する英語。 現在の
畜産は経済性や効率性のみでなく、 環境に優しい産業として発展することも期
待されている。 牧歌や田園という言葉のもつ 「潤い」 の雰囲気は地球の生態系
を守りながら発展する岩手の畜産の近未来像にふさわしい。 毎年2月1日に行
うものであり、 市町村・農協の協力を得て実施している。 

 

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