6月−28, 468トン (▲2. 3%)
・7年11月以降、 前年同月を下回って推移
約1割減の前年同月を更に下回る
6月の和牛−44, 373頭 (5. 2%)
乳牛−55, 943頭 (▲6. 0%)
・和牛は、 前年同月が1割以上減少等のため、 増加
・乳牛は引き続き減少、 乳去勢は1月以降3万頭を下回って推移
6月−64, 251トン (28. 5%)
・ほぼ1年ぶりに前年同月比増
・月々の需要を反映する冷蔵品は15. 9%増
・冷凍品は、 SGの解除と発動の谷間で、 減少した前年同月に比べ、 大幅増加、
また、 円高進行から5月末に通関保留された約5千トンも増加要因
輸入見込数量(事業団調べ)
6月の米国産−29, 287トン (28. 9%)
・冷蔵品は約1万トンと安定した輸入量、 冷凍品は夏を控え、 ばらを中心に増加
豪州産−30, 709トン (32. 4%)
・冷蔵品は需要増もあり、 前年同月比約2割増、 加工向け主体の冷凍品は、 現地
価格下げもあり約5割増
6月の推定出回り量−85, 895トン (13. 3%)
・ほぼ1年ぶりに増加
・輸入品は、 輸入増から大幅に増加
・国産品は、 前年同月並み
6月−257g/人 (▲1. 5%)
・4月、 5月と増加の後、 再び前年同月比減少
・減少には、 週末2度の台風上陸も影響か
6月−99, 909トン (▲22. 4%)
・SG発動を見越した大量輸入等で多かった前年同月に比べ、 大幅減少
・輸入増から、 前年に比べ輸入品が約7千トン増加
6月−1, 140円 (9. 4%)
・生産量の減少傾向、 国産品への人気集中、 品揃えのきく大都市の市場に買いが
集中していること等から引き続き高水準
・主要規格は、 すべて前年同月比プラス
6月A5−2, 396円/kg (2. 0%)
・主要規格中、 唯一低下傾向だったA5は、 3月以降、 前年同月を上回って推移
A3−1, 611円/kg (7. 8%)
・A3は、 量販店の和牛取り組み強化等から、 引き続き好調
6月の乳去勢B2−777円/kg (10. 2%)
F1去勢B3−1, 370円/kg (9. 5%)
・頭数減少の中、 輸入品から国産品にシフトしている量販店の需要等に支えられ、
引き続き好調
・乳メスC1は、 375円/kg (12.6%) と、 生産減、 需要回復等から引
き続き高水準
6月の米国産冷蔵品112Aリブアイロール−1, 741円/kg (9. 9%)
・冷蔵品ロイン系が好調
・在庫豊富と見られる冷凍品チャックリブは、 前年同月を大幅に下回る
豪州産冷蔵品グラス・フルセット−505円/kg (5.6%)
・輸入増もあり、 前月より37円安と軟調
・現地高等から一時値を上げた冷凍トリミングは、 352円 (9.5%) と徐々
に落ち着く
6月の頭数−27, 057頭 (▲2. 5%)
・母牛の頭数減少等から、 減少傾向続く
6月の価格−365千円 (▲0. 5%)
・わずかながらも低下傾向
・オスは前年同月並み、 メスはわずかに低下
6月の子牛価格−117千円 (10. 6%)
・母牛頭数の減少、 F1生産の増加等から、 取引頭数は引き続き大幅減少
・枝肉高で、 肥育経営の導入意欲も強いが、 価格はほぼ高原状態か
ヌレ子価格−48千円 (▲16. 6%)
・前月より2千円安、 3月以降5万円前後で推移
6月の子牛価格−198千円 (▲3. 4%)
・枝肉高で肥育経営に導入意欲はあるものの、 頭数増等から、 14カ月ぶりに2
0万円を割る
ヌレ子価格−110千円 (▲11. 3%)
・引き続き前年同月を下回るも、 8年11月を底に回復傾向、 3月以降11万円
前後で推移
最近の乳おすの価格動向
乳用種去勢牛の枝肉価格 (8中央卸売市場、 全規格平均) は、 長らく低迷し、
7年6月には675円/kgまで低下した。 その後、 輸入品から国産品への需要
回帰、 生産量の減少等から、 回復に転じ、 8年度後半からは800円台から90
0円台で推移している。
これを受けて、 乳おす子牛価格も、 6年度の平均6.2万円/頭の後、 7年6
月以降、 前年同月比で上昇に転じ、 最近は12万円前後で推移している。
これから出荷を迎える肥育牛の素牛価格 (生産費の約3割を占める。 ) は、 肥
育期間を15カ月とすると、 10万円を超えることとなる。 子牛の購買者である
肥育経営の収益性に影響するわけで、 これが今後の子牛価格にどう反映されるか、
注目される。
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