3 月−744,012トン (▲1.1％)
・9 年 4 月以降、７、 8 月だけはわずかに前年同月を上回ったものの伸び悩み、
9 年度累計では0.3％減。
・北海道は前年同月を1.5％上回ったが、都府県は飼養頭数の減少等から2.8％下
回り、 9 年 4月以降わずかながら減少傾向が続く。
北海道：3月−26.5kg (1.5％)
都府県：3月−26.4kg（▲0.4％) 、
4月−26.5kg(▲0.4％、速報値)
・北海道は 9 年 7 月に前年同月並みとなり、以降前年同月をわずかながら上回
って推移｡
・都府県は 8 年度の伸びが大きかったこともあり、 9 年 9 月以降伸び悩む。
3 月−410,687 トン（▲2.3％）
・ 9 年 6 月以降、 9 月を除き前年同月を下回る。9 年度累計では1.2％減。
・飲用牛乳の生産が減少傾向である一方、乳飲料の生産は引き続き好調。
・加工乳は、９年10月まではほぼ増加傾向であったが、３月は64,778kl(▲3.6%)
と 5 カ月連続で前年同月を下回る。 9 年度累計では0.5％減｡
3 月−321,922kl(▲2.4％)
・ 8 年 8 月以降減少傾向が続き、 3 月も前年同月をわずかに下回る。
・ 9 年度累計では、2.5％減。
3 月−乳飲料 94,509kl(9.3％)
はっ酵乳51,101kl(0.5％)
・消費者の健康志向、メーカーの栄養強化タイプを中心とした積極的な商品開発
等を背景に、9 年10月まで両アイテムとも 2 桁の伸び。
・乳飲料は、前年同月を上回って推移するも、 1 月以降は伸び率が1桁台。
・はっ酵乳は、 9 年11、12月に伸び率が 1 桁台となり、 1 、 2 月は前年同月
を下回るも、 3 月は再びわずかながら上回る。
・９年度累計では、乳飲料が10.6％増、はっ酵乳が8.6％増。
3 月−324,675トン (0.9％)
・生乳生産が前年同月比1.1％減少する中､優先的に仕向けられる飲用牛乳等向け
処理量が同2.3％減少したことから、乳製品向け処理量はわずかに増加。
・生クリーム等需要拡大事業の効果等から大きく伸びてきたクリームは、９年７
月以降伸び率が1 桁台となり、12月には前年同月を下回った。1 月以降回復し、
３月は6,065トン（4.6％）。
・好調な需要に支えられ、 9 年 5 月以降、ほぼ 2桁の伸びを示してきた直接消
費用ナチュラルチーズは、 3 月も1,256トン(35.7％)と大幅増。
3 月の生産量−19,429トン (2.0％)
・ 9 年度の累計生産量は、0.8％増。
・10年度カレントアクセス分13万７千トン（生乳換算）相当の乳製品の輸入のう
ち、ホエイ等（製品重量3,900トン）以外について､事業団は脱脂粉乳17,100ト
ンを輸入することとし、 4 月 1 日以降検収を進めている。
・推定出回り量は19,300トン(2.9％）､推定期末在庫量は51,700トン(14.1％）で
前月よりも100トン増加。
3 月−13,721円/ 25kg(1.8％)
・ 8 年度に引き続き、 9 年 4 月以降安定指標価格を 5 ％程度上回って推移。
・ 9 年 7 月以降 4 カ月連続で同水準の後、11月に3 円、12月に 4 円、１月は
さらに１円下げた。以降 3 月まで 3 カ月連続同水準で安定指標価格（13,090
円/25kg）を4.8％上回る。
3 月の生産量−8,531トン (1.1％)
・ 9 年度の累計生産量は、1.9％増。
・推定出回り量は7,000トン（▲10.4％）、推定期末在庫量は26,000トン（▲5.2
％）で前月よりも1,600トン増加｡
3 月−993円/kg(2.2％)
・ 8 年 2 月、 3 月の947円/kgを底に値を戻し、在庫水準が前年より1割前後低
いこともあって、 8 年 9 月から 9 年 4 月まで一貫して上昇傾向｡
・ 9 年４月以降 5 カ月連続で同水準の後、９月、11月にそれぞれ１円上げ、以
降 3 月まで 5 カ月連続同水準で、安定指標価格（965円/kg）を2.9％上回る｡
乳用牛頭数、引き続き減少
このほど農林水産省が公表した乳用牛の飼養動向（10年 2 月 1 日現在）によ
ると、全国の乳用牛飼養頭数は186万頭で、前年に比べて2.1％減少した。生乳生
産の確保等から1.2％の減少にとどまった経産牛に比べ､未経産牛は交雑種牛の生
産増加等を反映して、3.6％と減少率が大きくなっている。
北海道と都府県に区分して年齢別飼養動向（対前年同月増減率）をみると、北
海道では生乳生産の増加傾向を裏付けるように、「３から 8 歳」（1.5％）及び
「 9 歳以上」（1.9％）がわずかに増加しているものの、これからの生産を担う
「 2 歳」は2.7％減少している。
都府県では、生乳生産の確保等から「 9 歳以上」が前年に引き続き2.0％増加
しているものの、主力の「３から8歳」は4.0％減少している。また、これからの
生産を担う「 2 歳」は、 2 ％増になっている。
※公表資料は後掲
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