飼 料

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◇図1:配合飼料の生産量◇


1月−1,893,537トン(▲1.9%)

・前月の前年同月比3.6%増の反動もあり、肉牛用を除き、前年同月を下回る。
・卸売価格が低迷するブロイラー用は、▲4.1%と減少傾向続く。


◇図2:とうもろこしの輸入量◇


2月−758,464トン(▲13.8%)

・中国産8,901トンの輸入があったが、輸入量のほとんどを占める米国産は前年同
 月を14.8%下回る。

輸入価格−18,256円/トン(▲10.0%)

・9年4月以降前年同月を下回って推移。

・副原料の大豆油かすは、シカゴ相場を受けて、34,259円/トン(▲11.8%)と
 低下に転じる。


◇図3:配合飼料の価格動向◇


12月の配合飼料工場渡価格(全畜種加重平均)−38,704円/トン(▲3.9%)

・引続き、前月より値を下げ、6カ月連続して前年同月を下回る。


トピックス
とうもろこしと副原料の輸入価格

◇図4:とうもろこしと副原料の輸入価格(CIF)◇


 10年度4〜6月期の配合飼料価格について、全農はトン当たり約1,500円の引き
下げを行うことを決定した(3月19日)。

<その背景>

 @とうもろこしのシカゴ相場は、主要輸出国の豊作、アジアでの需要減から弱
含み。A大豆油かすは豊作見通し等から下落。魚粉は、不漁から強含み。B為替
は、円安傾向にも修正の動き。

 前年度1〜3月期の補てん額(2,400円)と今回引き下げの差額(900円)につい
ては、特例として、今期に限り、その1/2(450円)を限度として、補てんが継続
される。


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