6月−71,845トン（0.2％）
・と畜頭数は1,348千頭（▲0.3％）と前年同月並み。年度累計では4,051千頭（▲
1.1％）とわずかに減少。
・平均枝肉重量（全国平均）は、3カ月連続で前年同月をわずかに上回り、76.2
kg／頭（0.5％）。
肉豚生産出荷予測
資料：農林水産省畜産局「肉豚生産出荷予測」（平成12年7月31日公表）
6月−51,034トン（▲16.2％）
・冷蔵品は16,112トン（3.9％）と、カナダ産、メキシコ産等が大幅に増加したこ
とからやや増加。
・冷凍品は34,910トン（▲23.1％）とデンマーク産等の大幅な減少から3カ月連続
で下回る。
・12年度第1四半期のSG発動基準数量は162,590トンと前年同期比31.6％減となっ
ていたがデンマーク産等の冷凍品の輸入が抑えられたことから、148,296トン
（▲19.3％）となり発動は回避された。
輸入見込数量(農畜産業振興事業団調べ）
６月の米国産−15,556トン（4.1％）
・冷蔵品は、10,584トン（2.9％）とわずかに増加。冷凍品は、4,962トン（6.8％）
と前年同月が低水準であったこと等からかなり増加。
デンマーク産−13,321トン（▲42.4％）
・SG発動回避のための輸入控え等から3カ月連続して前年同月を大幅に下回る。
・主要国以外からの輸入量は大幅に増加しており、 特にメキシコは3,846トン
（30.0％）、フランスは2,059トン（106.8％）。
6月−122,132トン（4.0％）
・国産品は、73,931トン（3.7％）と2カ月連続で増加。12年度累計では214,732ト
ン（▲0.7％）とわずかに減少。
・輸入品は、48,201トン（4.5％）とやや増加。12年度累計では163,055トン
（0.3％）と前年同期並み。
・合計では12年度累計では377,387トン（0.3％）と前年同期並み。
6月−407ｇ／人（▲0.3％）
・4カ月連続で前年同月を下回る。
5月の加工仕向肉量―32,631トン（3.0％）
・引き続き増加傾向で推移し、12年度累計では67,165トン（1.4％）とわずかに増
加。
・国産物は、8,498トン（1.8％）と21カ月ぶりに前年同月を上回る。輸入物は、
24,133トン（3.4％）と17カ月連続で前年同月を上回る。
6月−97,013トン（▲4.3％）
・輸入品在庫は、6カ月ぶりに前年同月を下回り、77,365トン（▲4.1％）。
・国産品在庫は、19,648トン（▲5.4％）と3カ月ぶりに前年同月を下回る。
6月−510円／kg（▲3.2％）
・夏場の需要期に向け徐々に値を上げており、9カ月ぶりに平均で500円／kgを上
回ったものの3カ月連続で前年同月を下回る。
7月−541円／kg（4.2％）
・出荷頭数が減少等から、4カ月ぶりに前年同月を上回る。
６月 冷凍品「うで」−375円（▲3.6％）
同 「もも」−394円（▲5.3％）
・うでは、10年3月以降、10年10月を除き、前年同月を下回って推移。
・ももは、8年10月以降、12年4月を除き、前年同月を下回って推移。
6月 米国産「ロース」−636円／kg（▲8.0％）
・9年10月以降、前年同月を下回って推移。
・輸入豚肉の冷蔵品はすべての品目で前年同月を下回る。
6月 デンマーク産「ばら」−525円／kg（12.4％）
・9年11月以降、前年同月を下回って推移していたが、輸入量の減少等から5カ月
連続で前年同月を上回る。
調整保管豚肉、売り渡し
豚肉の卸売価格は、出荷頭数の最も減少する夏場に上昇し、出荷頭数の増加と
ともに秋から冬にかけて下落する。
平成11年度については、9月以降、前年度に比べ、と畜頭数が減少したにもか
かわらず卸売価格の下落が続き、11月東京の省令価格は346円／kg（▲11.7％）
となった。そこで農畜産業振興事業団では豚肉価格安定緊急対策事業として、国
産豚肉の調整保管を実施することとし、全国農業協同組合連合会等の事業実施主
体が、11年12月〜12年2月までに全国で約14,000頭分の調整保管を実施した。
卸売価格は、2、3月と上昇し、4〜5月上旬には一時的に下落したものの、5月
中旬以降回復し、12年度の中心価格を超えて推移した。また、例年季節的要因か
ら夏場に向けて価格の上昇が見込まれることから、事業団は事業実施主体に保管
期限（売渡期限）を7月15日とすることを通知した。事業実施主体は同日までに
保管していた豚肉の販売を完了した。
元のページに戻る
月報「畜産の情報(国内編）の目次に戻る