鶏 卵

鶏 卵



◇図1:鶏卵の生産量◇

1〜3月−624,883トン(0.3%)

・前年同期を下回って推移していたが、うるう年で1日多かったこと等からほぼ
 前年同期並み。

・今後の生産指標となるえ付け羽数は、高卵価が続いてきたこと等から前年同月
 を上回って推移していたが、6月は、13カ月ぶりに下回り9,065千羽(▲1.6%)。
 農林水産省統計情報部のひな出荷見通しでは、前年同月比で、7月4%、8月6%、
 9月▲1%(7月上旬聞き取り)。


◇図2:鶏卵の輸入量◇

6月−9,879トン(8.4%、殻付き換算)

・卵黄粉、卵黄液の大幅な増加から、前年同月をかなり上回る。
・12年度累計では、30,728トン(5.9%)とやや増加。


◇図3:鶏卵の卸売価格(東京・M)◇

6月−166円/kg(▲1.2%)

・不需要期に入るとともに、昨年秋以降え付けされたひなが産卵を始め供給が増
 加しているとみられることから2カ月連続で前年同月を下回る。

・標準取引価格は160.81円/kgとなり7円/kgの補てんが実施された。

7月−157円/kg(▲4.8%)

・猛暑の影響から需要が落ちており、供給量は増加しているとみられることから
 3カ月連続で前年同月を下回る。

・標準取引価格は155.72円/kgで11円/kgの補てんが実施された。


トピックス

マヨネーズの生産量、増加傾向


◇図4:マヨネーズおよび液状ドレッシング等の生産量◇

 平成11年度のマヨネーズ生産量は10年度に引き続き246,483トン(16.5%)と大
幅に増加した。12年度累計(4〜6月)は、60,237トン(▲1.5%)と前年同期に比
べ伸び悩み気味。また、マヨネーズを含むドレッシング類の原料卵の消費量は11
年度は69,901トン(13.8%)と10年度に引き続き増加。12年度累計も、18,406ト
ン(7.3%)と引き続き増加傾向で推移している。

 マヨネーズ・ドレッシング類の家計消費量は順調に伸びつづけており、11年度
は1,407g/人(1.6%)、12年度累計では402.2g/人(2.2%)となっている。

 JAS法ではドレッシング類のうちマヨネーズを半固体状ドレッシングとして区
分しており、原材料は卵黄または全卵、食用植物油脂、食酢、調味料、香辛料等
で油脂分65%以上と規定している。でんぷんのりや乳化剤、乳化安定剤等を使用
して、マヨネーズ状にしたドレッシングは、他の半固体状ドレッシングとして区
分される。最近では、油脂分を控えたこのような半固体状ドレッシングの新商品
も多い。

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