牛 肉・肉用子牛

牛 肉



◇図1:牛肉の生産量◇

9月−24,379トン(▲18.3%)

・12年4月以降、ほぼ前年同月を下回って推移。9月はBSEによる出荷繰延の影
 響から大幅に下回る。
・13年度累計では5.0%減。
・枝肉重量は、わずかに増加。


◇図2:牛のと畜頭数◇

9月の和牛−36,004頭(▲20.2%)
   乳牛−47,951頭(▲19.6%)

・和牛は、去勢、めすともにおおむね前年同月を下回って推移。
・乳牛のうち、去勢は12年4月以降、一貫して前年同月を下回る。めすも減少傾
 向で推移。
・9月はBSEによる出荷繰延の影響から、大幅に前年同月を下回る。


◇図3:牛肉の輸入量◇

9月−59,175トン(▲10.0%)

・冷蔵品は2.7%、冷凍品は15.6%ともに下回る。
・13年度累計では、8.5%減。うち冷蔵品は2.4%減、冷凍品は13.9%減。

輸入見込数量(事業団調べ)



◇図4−1:米国からの牛肉輸入量◇

◇図4−2:豪州からの牛肉輸入量◇

9月の米国産−28,627トン(▲13.0%)

・冷蔵品は1.4%増、13年度累計では4.6%減。
・冷凍品は20.5%減、13年度累計では23.7%減。

   豪州産−27,629トン(▲6.5%)

・冷蔵品は6.4%減、13年度累計では1.1%減。
・冷凍品は6.5%減、13年度累計では0.5%増。


◇図5:牛肉の推定出回り量◇

9月−78,120トン(▲13.3%)

・国産品は、と畜頭数、枝肉生産量が減少したことから18.3%減。13年度累計
 では3.6%減。
・輸入品は、輸入量の減少を受けて11.0%減。13年度累計では0.7%減。
・合計では13年度累計で1.6%減。


◇図6:牛肉の家計消費量(1人当たり)◇

9月−195g/人(▲21.0%)

・9年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
・9月はBSEの影響から大幅に下回る。
・10月の食肉の購買動向(POS情報)を見ると、BSEの影響から牛肉は引き続き
 前年同月を大幅に下回ったが豚肉、鶏肉はともに大幅に上回る(巻末資料参照)。


◇図7:牛肉の推定期末在庫量◇

9月−98,453トン(▲15.2%)

・6カ月連続で前年同月を下回る。
・国産品は14,548トン(▲4.5%)。
・輸入品は、6カ月連続で前年同月を下回り83,905トン(▲16.9%)。


◇図8:牛肉の卸売価格(東京、省令)◇

9月−1,026円/kg(▲7.8%)

・BSEの影響で値を下げ、24カ月ぶりに前年同月を下回る。

10月−741円/kg(▲33.5%、速報値)


◇図9:牛肉の卸売価格(東京、和牛去勢)◇

9月のA5−2,252円/kg(▲5.7%)

・10年10月以降おおむね弱保合いで推移。

   A3−1,371円/kg(▲7.0%)

・12年10月以降はおおむね前年同月を上回って推移してきたが、9月はBSEの影
 響でかなりの程度下回る。A2は11年10月以降おおむね前年同月を上回って推移
 してきたが、9月はBSEの影響で5.9%下回る。

10月のA5−2,151円/kg(▲11.4%、速報値)
   A3−1,208円/kg(▲18.7%、速報値)

・BSEの影響でかなり大きく下回る。


◇図10:牛肉の卸売価格(東京、乳去勢・F1去勢)◇

9月の乳去勢B2−577円/kg(▲27.7%)

・13年5月以降前年同月を下回って推移。9月はBSEの影響で大幅に下回る。

   F1去勢B3−1,134円/kg(▲8.3%)

・6ヵ月ぶりに前年同月を下回る。

10月の乳去勢B2−355円/kg(▲51.2%、速報値)
   F1去勢B3−907円/kg(▲25.7%、速報値)


◇図11−1:米国産牛肉の仲間相場◇

◇図11−2:豪州産牛肉の仲間相場◇

9月の米国産冷蔵リブアイロール2,080円/kg(23.5%)

・10カ月連続で前年同月を上回る。

   豪州産冷蔵グラス・フルセット−556円/kg(42.9%)

・9カ月連続で前年同月を上回る。


肉用子牛

◇図12:肉用子牛(黒毛和種)の市場取引価格◇

9月の頭数−30,175頭(5.5%)

・12年度はおおむね前年同月を上回って推移。13年4月以降、4カ月連続で下回
 ったが、9月は5ヶ月ぶりで上回る。13年度累計では1.6%減。

9月の価格−369千円(▲3.9%)

・10年9月以降、おおむね前年を上回って推移してきたが、13年5月以降5ヵ月
 連続で前年同月を下回る。


◇図13:肉用子牛(褐毛和種)の市場取引価格◇

9月の価格−283千円(19.4%)

・12年9月以降、13カ月連続で前年同月を上回る。


◇図14:肉用子牛(ホルスタイン)の市場取引価格◇

9月の子牛価格−84千円(16.6%)

・12年1月に28カ月ぶりに前年同月を上回り、以降21カ月連続で上回る。

   ヌレ子価格−33千円(5.3%)

・30カ月連続で前年同月を上回る。


◇図15:肉用子牛(F1)の市場取引価格◇

9月の子牛価格−211千円(21.6%)

・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下したが、12年3月に31カ月ぶ
 りに前年同月を上回る。以降19カ月連続で上回る。

   ヌレ子価格−110千円(24.3%)

・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移していたが、11年11月
 以降は前年同月を上回って推移。


◇図16:乳用牛への黒毛和種の交配状況(全国平均)◇

平成13年1〜3月−31.1%

・北海道16.3%、都府県42.8%

平成13年4〜6月−30.9%(中間集計)

・北海道16.8%、都府県42.0%
・乳用牛への黒毛和種の交配状況は、全国平均は増加傾向で推移していたが平成
 10年7〜9月の39.0%を最高に減少傾向になった。

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