岩手県/阿閉 博明
岩手県産の牛肉の消費拡大を図ろうと、いわて牛普及推進協議会(会長・佐藤 克郎県農政部長)は、12月5日、盛岡市のホテルで「いわて牛おすすめメニュー 発表会」を開催した。発表会は平成10年から毎年開催し、今年で3回目になる。 発表会には、新聞の公募により選ばれた消費者モニター30名をはじめ、市町村 や農協の担当者ら約100人が参加した。佐藤会長は、「本県は肉牛の飼養頭数は 全国5位の畜産県だが、牛肉の消費量は全国平均の半分しかない。生産に見合っ た消費拡大を目指し、今年もキャンペーンを実施したい。」とあいさつした。 発表会では、県内のレストランなど9店舗が本県特産のいわて短角和牛や黒毛 和種の肉を使って作った「短角牛のビール煮」「短角牛レバーステーキ」「いわ て牛焼きしゃぶしゃぶ」など10品目がならび、参加者は肉本来の味と、料理人が 工夫した味付けを堪能した。 参加したモニターの1人は、「牛肉を家庭で利用する時、すきやき・しゃぶし ゃぶ・ビーフシチューのワンパターンなので、他のアレンジ法があるのではない か、ヒントが欲しいと思い参加しました。今回参加して、牛肉といえどもひとく くりにはできないと感じました。主人の実家が茅ヶ崎で、元旦にはしゃぶしゃぶ を食べることにしていますが、今度の元旦にはいわて牛の肉を薦めてみようと思 います。」と満足そうであった。 いわて牛普及推進協議会は、発表会で紹介したメニューを含め、「いわて牛お すすめメニューキャンペーン2001」を12月6日から来年の2月28日まで実施する。 キャンペーンには24店舗が参加し、おすすめメニュー(全62品)を注文した人の 中から毎月抽選で25名に岩手県産ひとめぼれ、大迫町のエーデルワイン、岩手県 産短角牛肉をプレゼントする。
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