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トピックス/豚の飼養戸数、引き続きかなり減少/EUからの一時輸入停止措置、全ての国で解除
4月−71,263トン(0.0%)
・と畜頭数は前年同月をわずかに上回り1,332千頭(0.1%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、前年同月をわずかに下回り76.4kg/頭(▲0.1%)。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産部「肉豚生産出荷予測」(平成13年5月31日)
4月−65,491トン(43.3%)
・冷蔵品は米国産およびカナダ産を中心に増加し、17,553トン(14.0%)。
・冷凍品は 47,934トン(58.2%)。2カ月連続で前年同月を上回る。
4月の米国産−21,263トン(36.7%)
・冷蔵品は、12,061トン(10.8%)とかなりの増加。冷凍品は、9,201トン(97.4
%)と7カ月連続で上回る。
デンマーク産−21,878トン(94.0%)
・4カ月ぶりに上回る。
・韓国産の代替として、カナダ産 13,518トン(46.3%)、メキシコ産 3,991トン
(25.3%)等が増加。
4月−127,209トン(▲3.8%)
・国産品は、67,655トン(1.2%)とわずかに増加。
・輸入品は、59,554トン(▲9.0%)とかなりの減少。
4月−387g/人(▲2.7%)
・12年7月以降おおむね前年同月を上回って推移していたが、4月はわずかに下回る。
3月の加工仕向肉量−32,353トン(2.3%)
・12年度累計では409,892トン(2.0%)とわずかに増加。
・国内物は、8,230トン(0.3%)と前年同月をわずかに上回る。輸入物は、24,1
23トン(3.0%)と8カ月連続で前年同月を上回る。
4月−133,515トン(40.9%)
・輸入品在庫は、9カ月連続で前年同月を上回る。4月は輸入量の増加等から
110,726トン(51.4%)と大幅な増加。
・国産品在庫は、10カ月連続で前年同月を上回り、4月は 22,789トン(5.3%)。
・合計では、9カ月連続で前年同月を上回る。
4月−430円/Kg(6.4%)
・前年同月をかなり上回る。
5月−487円/Kg(12.5%)
・堅調に推移し2カ月連続で前年同月を上回る。
4月 冷凍品「うで」−395円(5.3%)
同 「もも」−430円(3.9%)
・うでは、10年11月以降、おおむね前年同月を下回って推移していたが、13年3
月、4月と2カ月連続で上回る。
・ももは、8年10月以降、おおむね前年同月を下回って推移していたが、13年2
月以降3カ月連続で上回る。
4月 米国産「ロース」−687円/Kg(8.0%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移していたが、12年11月以降は6カ月連
続で上回る。
4月 デンマーク産「ばら」−674円/Kg(26.7%)
・12年2月以降、おおむね前年同月を上回って推移。デンマーク産は輸入一時停
止の影響から急騰した3月よりさらに上昇。米国産、カナダ産についても引き
続き前年同月を上回る。
豚の飼養戸数、引き続きかなり減少
農林水産省が公表した「畜産統計」によると13年2月1日現在の豚の飼養戸数
は、飼養者の高齢化、後継者不足、悪臭等の環境面から小・中規模の飼養者層を
中心に飼養中止があったことから、10,800戸(▲7.7%)と前年に比べかなり減少
した。
飼養頭数については、飼養戸数はかなり減少したものの大規模飼養者層におい
て規模拡大があったことから9,785千頭(▲0.2%)とほぼ前年並みとなった。こ
の結果、1戸当たりの飼養頭数は、906頭(8.1%)と引き続きかなり増加した。
また、子取りめす豚の飼養頭数も、921千頭(▲0.9%)とほぼ前年並みとなった。
県別に見ると、飼養戸数については、引き続き鹿児島が1位で1,120戸(▲4.3%)、
2位は茨城900戸(▲9.1%)、3位は宮崎820戸(▲12.8%)であった。総飼養頭
数についても、鹿児島が1,389千頭(0.6%)と総飼養頭数の14.2%を占め、引き
続き1位であった。また、2位は宮崎(シェア8.5%)、3位は群馬(シェア6.5
%)となった。
EUからの一時輸入停止措置、全ての国で解除
農林水産省は、英国をはじめ一部のEU諸国における口蹄疫の発生を踏まえ、3
月24日、わが国が清浄国として取り扱っている8カ国(フィンランド、スウェー
デン、ドイツ、デンマーク、イタリア、ベルギー、オーストリアおよびスペイン)
からの豚肉等の輸入一時停止措置を講じた。
これらのうち4月25日にはフィンランド、スウェーデン、デンマークおよびオ
ーストリア、5月2日にはスペイン、5月15日にはドイツおよびベルギーが順次
解除された。残るイタリアについては、判断に当たっての資料が不十分であるこ
と等から引き続き停止措置が継続されていたが、追加資料の提出があり、わが国
への口蹄疫の侵入リスクが極めて少ないと評価されたことから、5月29日解除さ
れた。
これにより3月24日以降講じてきたEU諸国のうち、わが国が清浄国として取り
扱っている国からの一時輸入停止措置は、全ての国について解除されたこととな
る。
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