3月―73,507トン(▲5.4%)
・と畜頭数は前年同月をやや下回り1,376千頭(▲5.6%)。年度累計では16,515
千頭(▲2.0%)。
・平均枝肉重量(全国平均)は、前年同月をわずかに上回り76.3kg/頭(0.2%)。
肉豚生産出荷予測
資料:農林水産省畜産部「肉豚生産出荷予測」(平成13年4月27日公表)
3月―68,336トン(8.9%)
・冷蔵品は米国産およびカナダ産を中心に増加し、17,647トン(5.0%)。12年度
累計では6.3%増。
・冷凍品は 50,672トン(10.3%)。3カ月ぶりに前年同月を上回る。12年度累計
では▲2.9%と3年ぶりに減少。
3月の米国産―22,706トン(38.7%)
・冷蔵品は11,706トン(6.1%)とかなり増加し、12年度累計では10.3%増。冷凍
品は、10,986トン(105.9%)と6カ月連続で上回り、12年度累計では21.0%増。
デンマーク産−20,346トン(▲22.6%)
・3カ月連続で下回る。12年度累計では6.7%減。
・韓国産の代替とし、カナダ産 15,391トン(111.2%)、メキシコ産 4,015トン
(37.3%)等が増加。
3月−127,923トン(0.3%)
・国産品は、72,661トン(▲6.0%)。12年度累計では875,948トン(▲1.9%)と
生産量の減少からわずかに下回る。
・輸入品は、輸入量の増加から55,263トン(10.0%)。
12年度累計では 638,910トン(3.4%)
・合計では12年度累計で 1,514,857トン(0.2%)。
3月―416g/人(1.0%)
・12年7月以降おおむね前年同月を上回って推移。
・12年度累計では、4,938g/人(0.5%)。
2月の加工仕向肉量―27,674トン(▲2.3%)
・12年度累計では377,539トン(1.9%)とわずかに増加。
・国内物は、6,862トン(▲9.2%)と前年同月をかなり下回る。輸入物は、20,81
2トン(0.3%)と7カ月連続で前年同月を上回る。
3月―124,309トン(12.8%)
・輸入品在庫は、8カ月連続で前年同月を上回る。
3月は 104,789トン(12.8%)
・国産品在庫は、9カ月連続で前年同月を上回り、3月は19,520 トン(12.9%)。
・合計では、8カ月連続で前年同月を上回る。
3月―424円/Kg(▲4.7%)
・6カ月ぶりに前年同月を下回る。
4月―430円/Kg(6.4%)
・前年同月をかなり上回る。
3月 冷凍品「うで」―373円(3.9%)
同 「もも」―404円(6.0%)
・うでは、10年11月以降、おおむね前年同月を下回って推移。13年1月、3月と
上回る。
・ももは、8年10月以降、おおむね前年同月を下回って推移していたが、2、3
月と2カ月連続で上回る。
3月 米国産「ロース」−658円/Kg(3.6%)
・9年10月以降、前年同月を下回って推移していたが、12年10月以降は6カ月連
続で上回る。
3月 デンマーク産「ばら」−639円/Kg(26.0%)
・12年2月以降、おおむね前年同月を上回って推移。米国産、カナダ産について
も引き続き前年同月を上回る。
最近の豚肉仲間相場の動き
2月下旬以降、英国をはじめ一部のEU諸国で口蹄疫が発生したことに伴い、
農林水産省は3月24日より、わが国が清浄国として扱っている国を含むEUから
の豚肉等の輸入を緊急措置として一時停止した。
この間の仲間相場の動きを見ると、輸入品については、3月31日現在では、輸
入停止前の3月15日現在に比べ、冷凍品を中心に価格が急騰したことが分かる
(図11)。3月の輸入量は前年同月をかなり上回り、期末在庫も前年水準をかな
り上回ったことから、輸入停止による先行き不透明感が、手当を促進したものと
見られる。
また、国産品も、冷凍のほとんどの部位で同様に値を上げた(図12)。
その後、農林水産省は4月25日にフィンランド、スウェーデン、デンマークお
よびオーストリア、5月2日にスペイン、5月15日にドイツおよびベルギーから
の輸入停止措置を解除した(5月15日現在)。まだ解除されていない国もあるも
のの、EUからの輸入が再開されたことから、輸入冷凍品価格は下げに転じてい
る。
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