3月−27,665トン(▲11.7%)
・10年度、11年度とほぼ前年を上回って推移してきたが、12年4月以降は12カ月連
続で前年同月を下回る。
・12年度累計では4.5%減。
・枝肉重量は、前年同月並みである。
3月の和牛−43,283頭(▲6.2%)
乳牛−52,497頭(▲15.2%)
・和牛のうち、去勢は引き続き減少傾向で推移。めすは11年度はわずかに増加し
たが、12年度は累計で2.5%減。合計では12年度累計で3.1%減。
・乳牛のうち、去勢は12年4月以降、12カ月連続で前年同月を下回り、12年度累計
では6.2%減。めすは11年度は増加傾向で推移したが、12年度は増減を繰り返
し、累計で2.2%減。合計では12年度累計で4.3%減。
3月−70,577トン(51.9%)
・冷蔵品は9.8%上回る。冷凍品は135.8%上回る。
・12年度累計では8.2%増。うち冷蔵品は7.8%増、冷凍品は8.7%増。
輸入見込数量(事業団調べ)
3月の米国産−32,889トン(64.5%)
・冷蔵品は3.4%増、冷凍品は171.3%増。
豪州産−33,582トン(38.5%)
・冷蔵品は13.6%増、冷凍品は101.9%増。
3月−92,153トン(13.2%)
・国産品は、15.4%減。12年度累計では4.9%減。
・輸入品は、32.5%増。12年度累計では7.5%増。
・合計では、12年度累計で3.1%増。
3月−242g/人(▲6.0%)
・9年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
3月は6.0%減。
・12年度累計では2.2%減。
3月−108,633トン(16.5%)
・19カ月連続で前年同月を上回る。
・国産品は3カ月連続で前年同月を上回り14,150トン(15.5%)。
・輸入品は18カ月連続で上回り94,483トン(16.6%)。
3月−1,096/kg(0.5%)
・11年10月に22カ月ぶりに前年同月を上回り、以降上回って推移。
3月のA5−2,349円/kg(▲2.2%)
・10年10月以降おおむね弱保合いで推移し、3月は2カ月ぶりで下回る。
A3−1,462円/kg(▲0・9%)
・10年6月以降おおむね前年同月を下回って推移してきた。3月は5カ月ぶりで下
回る。A2は、11年10月以降おおむね上回って推移しており、3月は0.9%上回
る。
3月の乳去勢B2−776円/kg(4.2%)
・11年10月に26カ月ぶりに前年同月を上回り、以降上回って推移。
F1去勢B3−1,180円/kg(▲3.4%)
・消費低迷の中、全国的な取引頭数の増加もあり、おおむね前年同月を下回って
推移してきたが、12年1月以降は増減を繰り返し、3月は5カ月ぶりで下回る。
B2は18カ月ぶりに下回る。
3月の米国産冷蔵リブアイロール1,850円/kg(15.8%)
・12年12月以降、4カ月連続で上回る。
豪州産冷蔵グラス・フルセット−513円/kg(11.8%)
・ほぼ一貫して下回っていたが、3カ月連続で上回る。
3月の頭数−38,199頭(7.2%)
・12年4月に口蹄疫による移動制限等から大幅に減少したが、5月以降はほぼ上回
って推移し、累計では4.4%増。
3月の価格−394千円(2.3%)
・10年9月以降、おおむね前年を上回って推移。
3月の子牛価格−105千円(41.5%)
・12年1月に28カ月ぶりに前年同月を上回り、以降15カ月連続で上回る。3月も引
き続き大幅に上回る。
ヌレ子価格−65千円(35.2%)
・24カ月連続で前年同月を上回る。3月も引き続き大幅に上回る。
3月の子牛価格−220千円(45.0%)
・枝肉価格の低下、取引頭数の増加等から低下したが、12年3月に31カ月ぶりに
前年同月を上回る。以降13カ月連続で上回る。
ヌレ子価格−119千円(49.1%)
・子牛価格の低下、取引頭数の増加等から、低水準で推移していたが、11年11月
以降は前年同月を上回って推移。
肉用子牛価格、F1分離後1年の推移
平成12年度4月から、「肉専用種以外の品種」が「交雑種(F1)」と「乳用種」
に分離された。この間の価格動向について見ると、F1の平均売買価格は、第1・
2四半期においては、保証基準価格をやや下回る水準で推移したことから、補給金
が交付されたものの、後半の第3・4四半期においては保証基準価格を上回ったこ
とから、補給金は交付されなかった。一方、乳用種は、後半はF1同様上昇傾向が見
られたものの、1年を通して保証基準価格を大幅に下回って推移したことから補給
金が交付された(図15)。
取引頭数を見てみると、乳用種ヌレ子の取引頭数は、11年度第2四半期頃から対
前年同月を上回って推移し、F1分離が開始された12年4月からは乳用種の子牛取引
頭数も対前年同月を上回るようになった(図16)。 このことは酪農家が後継牛確
保のため、F1の生産が減少したことを反映していると思われる。
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