大分県/河野 宣彦
大分県では、肉用牛経営者の意識改革と地域リーダーを育成し、豊後牛の増頭 を図るため、「豊後牛飼い塾」を開設した。平成13年6月13日には大分市内で盛 大な入塾式を開催した。 入塾式では、一期生23名に平松知事が入塾許可証を塾生一人一人に交付した。 第1回研修会では、「豊後牛の増頭戦略」の経緯・解説・実現に万全を期す等の 話がなされたほか、有限会社はざまの代表取締役間和輝氏から「経営者としての 意識改革」と題して講演をいただいた。 「豊後牛飼い塾」の概要 1 目的 肉用牛経営者の意識改革や、全国各地の成功事例、異業種における経営管理理 念などの大規模肉用牛経営の実現手法を学び、自らが「大規模・低コスト経営実 践計画」を樹立し、県下のモデルとなる「効率化」と「収益性」を重視した肉用 牛経営の実践と県下肉用牛振興のリーダーとなる経営者の育成を目指す。 2 事業実施主体 大分県 3 研修期間 1期2年間 @集合研修 塾長、専門講師の講座研修(延べ6回、30時間(年3回))、並びに先進経営 現地調査(延べ2回(年1回))を実施し、意識改革、先進事例の情報収集・研 究、技術革新・改善などを図る。 A在宅研修 経営・技術現状分析と大規模・低コスト経営実践計画の樹立をするため、経営 と飼養管理のためのパソコン処理、規模拡大阻害要因などの課題整理と対策など を、農業改良普及センターや地方振興局などの支援・指導により検討する。 4 受講料 1年間 2万円 5 塾生要件 年齢が50歳以下で、飼養経験が5年以上。飼養頭数は、繁殖牛が30頭以上、肥 育牛が100頭以上で、経営規模の拡大を目指すもの 6 卒塾式(2年目) 式典、経営実践計画発表
【「豊後牛飼い塾」入塾式塾生一同】 |
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【「豊後牛飼い塾」第1回研修会】 |