◎地域便り


「豊後牛飼い塾」がスタート

大分県/河野 宣彦


 大分県では、肉用牛経営者の意識改革と地域リーダーを育成し、豊後牛の増頭
を図るため、「豊後牛飼い塾」を開設した。平成13年6月13日には大分市内で盛
大な入塾式を開催した。

 入塾式では、一期生23名に平松知事が入塾許可証を塾生一人一人に交付した。
第1回研修会では、「豊後牛の増頭戦略」の経緯・解説・実現に万全を期す等の
話がなされたほか、有限会社はざまの代表取締役間和輝氏から「経営者としての
意識改革」と題して講演をいただいた。

「豊後牛飼い塾」の概要

1 目的 

 肉用牛経営者の意識改革や、全国各地の成功事例、異業種における経営管理理
念などの大規模肉用牛経営の実現手法を学び、自らが「大規模・低コスト経営実
践計画」を樹立し、県下のモデルとなる「効率化」と「収益性」を重視した肉用
牛経営の実践と県下肉用牛振興のリーダーとなる経営者の育成を目指す。

2 事業実施主体 大分県

3 研修期間 1期2年間

@集合研修

 塾長、専門講師の講座研修(延べ6回、30時間(年3回))、並びに先進経営
現地調査(延べ2回(年1回))を実施し、意識改革、先進事例の情報収集・研
究、技術革新・改善などを図る。

A在宅研修 

 経営・技術現状分析と大規模・低コスト経営実践計画の樹立をするため、経営
と飼養管理のためのパソコン処理、規模拡大阻害要因などの課題整理と対策など
を、農業改良普及センターや地方振興局などの支援・指導により検討する。

4 受講料 1年間 2万円

5 塾生要件

 年齢が50歳以下で、飼養経験が5年以上。飼養頭数は、繁殖牛が30頭以上、肥
育牛が100頭以上で、経営規模の拡大を目指すもの

6 卒塾式(2年目)

  式典、経営実践計画発表
【「豊後牛飼い塾」入塾式塾生一同】

    
【「豊後牛飼い塾」第1回研修会】

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