鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

9月−102,522トン(5.0%)

・9月は前年同月を5.0%上回り、14年度累計で1.9%増。

ブロイラー用ひなえ付け羽数−53,078千羽(6.1%)

・前年同月をかなりの程度(6.1%)上回る。
・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、10月0%、11月2%、12月▲2%(10月
 上旬聞き取り)。


◇図2:鶏肉の輸入量◇

9月−33,889トン(▲8.9%)

・中国産は輸入一部停止で前年同月を大幅に下回っていたが、9月は10ヵ月ぶ
 りに前年同月を上回ったものの8,979トンに止まった。うち冷蔵品は、133ト
 ンと引き続き低水準。
・タイ産は13,277トン(▲5.8%)と下落傾向で推移し、ブラジル産は8,350ト
 ン(▲0.4%)と前年並み。
・米国産は3,006トン(▲49.3%)と大幅に下回った。
・全体としては、中国産の回復が遅れていることと、米国産が港湾ストの影響
 もあり低水準に推移したため、前年同月をかなりの程度下回った。


◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

9月−15,788トン(▲10.2%)

・タイ産は大幅に(28.4%)上回るものの、中国産がかなり大きく(▲13.9%)
 下回ったため、全体でかなりの程度(▲10.2%)下回る。


◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

9月−141,639トン(5.3%)

・国産品は、103,987トン(5.3%)。
・輸入品は、37,652トン(5.5%)。
・14年度累計では0.9%。


◇図5:鶏肉の家計消費量( 1 人当たり)◇

9月−305g/人(0.6%)

・BSEによる牛肉の代替需要から13年9月に前年同月を上回り、以降13
 ヵ月連続で上回る。

8月の加工仕向肉量−4,556トン(3.0%)

・12ヵ月ぶりに前年同月を上回る。
・国内物は2,967トン(14.1%)、輸入物は1,589トン(▲12.8%)。


◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

9月−133,302トン(39.3%)

・国産品は、7月末から前年同月を上回り、9月は24,409トン(16.8%)。
・輸入品は、14年1月以降9ヵ月連続で前年を上回る。輸入品の衛生問題等によ
 り国産品にシフトしているため9月は108,893トン(45.6%)。


◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

9月−もも肉635円/kg(11.2%)

・13カ月連続で前年同月を上回る。

   むね肉207円/kg(▲25.3%)

・4ヵ月連続で前年同月を下回る。

10月−もも肉649円/kg(▲2.6%)

・14ヵ月ぶりに前年同月を下回るものの、値上がりが続いている。

   むね肉206円/kg(▲28.2%)

・5ヵ月連続で前年同月を下回る。


◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

9月−中国産もも肉240円/kg(▲39.4%)

・13年3月以降上回っていたが、在庫量の増加により4ヵ月連続で下回る。
 14年1月以降値下りが続いている。

   米国産骨付きもも肉292円/kg(18.7%)

・12年12月以降、22ヵ月連続で前年同月を上回る。輸入量の減少と牛肉
 の代替需要から大幅に前年同月を上回るものの、前月と同水準で推移。

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