牛 肉・肉用子牛

牛 肉



◇図1:牛肉の生産量◇

10月−11,828トン(▲62.4%)

・12月4月以降、ほぼ前年同月を下回って推移。10月はBSEによる出荷繰延の影
 響で引き続き大幅に下回る。
・13年度累計では13.6%減。
・枝肉重量は、やや増加。


◇図2:牛のと畜頭数◇

10月の和牛−17,931頭(▲62.2%)
   乳牛−20,795頭(▲66.8%)

・BSEによる出荷繰延の影響で、9月、10月と大幅に前年同月を下回る。
・和牛は、去勢、めすともにおおむね前年同月を下回って推移。
・乳牛のうち、去勢は12年4月以降、一貫して前年同月を下回る。めすも減少傾
 向で推移。


◇図3:牛肉の輸入量◇

10月−62,105トン(9.9%)

・冷蔵品は前年同月並み、冷凍品は21.2%上回る。
・13年度累計では6.1%減。うち冷蔵品は2.1%減、冷凍品は9.8%減。

輸入見込数量(事業団調べ)



◇図4−1:米国からの牛肉輸入量◇

◇図4−2:豪州からの牛肉輸入量◇

10月の米国産−29,632トン(7.6%)

・冷蔵品は2.2%増、12年度累計では3.6%減。
・冷凍品は11.9%増、13年度累計では19.4%減。

   豪州産−29,271トン(12.7%)

・冷蔵品は3.1%減、13年度累計では1.4%減。
・冷凍品は43.1%増、13年度累計では5.3%増。


◇図5:牛肉の推定出回り量◇

10月−45,030トン(▲48.2%)

・国産品は、と畜頭数、枝肉生産量が減少したことから77.1%減。13年度累計で
 は14.9%減。
・輸入品は、輸入量は増加したが、BSEの影響で消費が減退し、31.7%減。13年
 度累計では4.7%減。
・合計では13年度累計で8.0%減。


◇図6:牛肉の家計消費量(1人当たり)◇

10月−109g/人(▲58.2%)

・9年12月以降、消費支出が低迷する中で、おおむね前年同月を下回って推移。
・10月はBSEの影響から引き続き大幅に下回る。
・11月の食肉の購買動向(POS情報)を見ると、BSEの影響から牛肉は引き続き前年
 同月を大幅に下回ったが豚肉、鶏肉はともに大幅に上回る(巻末資料参照)。


◇図7:牛肉の推定期末在庫量◇

10月−127,356トン(8.7%)

・7カ月ぶりに前年同月を上回る。
・国産品は19,123トン(27.3%)。
・輸入品は、BSEの影響による消費の減退から、前月に比べ2万トン以上増加し、
 108,233トン(6.0%)。


◇図8:牛肉の卸売価格(東京、省令)◇

10月−733円/kg(▲34.2%)

・BSEの影響で値を下げ、前年同月を大幅に下回る。

11月−737円/kg(▲37.4%、速報値)


◇図9:牛肉の卸売価格(東京、和牛去勢)◇

10月のA5−1,984円/kg(▲18.3%)

・10年10月以降おおむね弱保合いで推移。
・10月はBSEの影響で値を下げ、前年同月を大幅に下回る。

   A3−1,132円/kg(▲23.8%)

・12年10月以降はおおむね前年同月を上回って推移してきたが、10月はBSEの影
 響で大幅に下回る。

11月のA5−2,113円/kg(▲13.2%、速報値)
   A3−1,253円/kg(▲19.2%、速報値)

・BSEの影響でA−5はかなり大きく、A−3は大幅に下回る。


◇図10:牛肉の卸売価格(東京、乳去勢・F1去勢)◇

10月の乳去勢B2−349円/kg(▲52.1%)

・13年5月以降前年同月を下回って推移。10月はBSEの影響で大幅に下回る。

   F1去勢B3−882円/kg(▲27.8%)

・BSEの影響で2ヵ月連続で下回り10月は大幅に前年同月を下回る。

11月のF1去勢B3−818円/kg(▲37.2%、速報値)

・BSEの影響で大幅に下回る。


◇図11−1:米国産牛肉の仲間相場◇

◇図11−2:豪州産牛肉の仲間相場◇

10月の米国産冷蔵リブアイロール−1,904円/kg(12.3%)

・11カ月連続で前年同月を上回る。

    豪州産冷蔵グラス・フルセット−471円/kg(23.0%)

・10カ月連続で前年同月を上回る。


肉用子牛

◇図12:肉用子牛(黒毛和種)の市場取引価格◇

10月の頭数−19,999頭(▲16.0%)

・13年度5月以降おおむね前年同月を下回って推移。
・10月はBSEの影響で大幅に下回る。13年度累計では3.2%減。

10月の価格−319千円(▲16.9%)

・13年5月以降6ヵ月連続で前年同月を下回る。
・10月はBSEの影響で急激に値を下げる。


◇図13:肉用子牛(褐毛和種)の市場取引価格◇

10月の価格−223千円(▲9.6%)

・10月はBSEの影響で急激に値を下げ、14カ月ぶりに前年同月を下回る。


◇図14:肉用子牛(ホルスタイン)の市場取引価格◇

10月の子牛価格−47千円(▲44.6%)

・BSEの影響で22カ月ぶりに前年同月を下回る。

   ヌレ子価格−19千円(▲46.1%)

・BSEの影響で値を下げ、31カ月ぶりで下回る。


◇図15:肉用子牛(F1)の市場取引価格◇

10月の子牛価格−135千円(▲28.1%)

・BSEの影響で値を下げ、20カ月ぶり前年同月を下回る。

   ヌレ子価格−64千円(▲28.1%)

・BSEの影響で値を下げ、24カ月ぶりに下回る。

◇図16:乳用牛への黒毛和種の交配状況◇

平成13年1〜3月−31.1%

・北海道16.3%、都府県42.8%

平成13年4〜6月−30.9%(中間集計)

・北海道16.8%、都府県42.0%
・乳用牛への黒毛和種の交配状況は、全国平均は増加傾向で推移していたが平成
 10年7〜9月の39.0%を最高に減少傾向となった。

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