◎地域便り


牛肉のお土産で消費を拡大

東京都/企画情報部


 新春早々開催されたのは、ホテルオークラにある8つのレストランでの和牛を
使った世界のビーフ料理のイベントだ。1月19日から28日までの10日間に和牛の
すばらしさを再発見できる料理として「和牛ルネッサンス“おいしさの追求と再
発見”」と銘打った通常メニューにはないシェフ特選のオリジナル料理を提供し
た。

 ホテルオークラ営業企画課の中村實課長によると、この期間中はレストランに
て和牛料理を味わった方に、さらにお土産として和牛のお肉をもれなくプレゼン
トしたとのこと。家に帰ってからも和牛の味を再現できるもので、二度楽しむこ
とができたわけだ。

 お土産の和牛肉はサーロインステーキ150グラム、バラ肉160グラム、米沢牛の
味噌漬200グラムの3種類であり、衛生的に1つずつ冷凍で真空パックにされた上、
保冷剤と一緒に保冷袋に包まれてお客様に手渡された。中には肉の特質を生かし
た調理方法が2種類書かれたホテルオークラ特製のレシピとこの国産牛肉消費キ
ャンペーンの事業を行っている全国食用業務用卸協同組合連合会からの国産牛肉
の消費を推進するカードも含まれていた。

 中村課長は突然の取材にかかわらず、丁寧な対応で、別館にあるテラスレスト
ランはその名のとおりテラスが青々とした芝生の庭に面している。レストランの
内側から通じる庭の1画にあるテラスで、シェフ歴30年の沢辺進シェフの料理の
腕前を見せていただいた。新春の柔らかな陽射しを受けながら、シェフの滑らか
な腕の動きとともに炭火で網の目に焼かれたステーキが皿に盛り付けられた。

 都会のホテルにある独特で優雅な雰囲気の中で、しばらく牛肉の味を忘れかけ
ていた人々に対して、本物の和牛のおいしさを二度再発見できる絶好の機会であ
り、まさに和牛ルネッサンスである。

    

    
【新春の陽射しの中、ベテランシェフ
の腕がひかる】

    
【和牛本来のおいしさがあふれる
炭焼きステーキ】

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