栃木県/矢野 雅之
全国でも代表的な酪農県である栃木県において、酪農関係者の念願であった 全日本ホルスタイン共進会が、平成17年度に開催されることとなっている。本 共進会を円滑かつ成功裡に導くため、県、市町村、関係機関、関係団体など県 内外の50団体の賛同を得、平成14年12月16日に、福田昭夫知事を会長とする第 12回全日本ホルスタイン共進会栃木県実行委員会が設立された。 設立総会では次の開催方針が承認された。 乳用牛改良と酪農振興 ・改良を進めている都道府県代表牛を一堂に集め、その水準を広く示すこと での改良増殖の推進 ・酪農関係者間の情報交換や技術交流による、技術レベルアップの推進 消費者とのふれあい・交流 ・消費者と生産者の交流の中で、食や農業への理解を深め、地産地消につな げる ・消費者に対し県産農産物の安全・安心、おいしさ、新鮮さを積極的にPRす ることで、消費者との信頼関係を築き、農業の活性化につなげる ・全国第2位の酪農県であることを県民に広く紹介し、酪農への理解を深め る 「やすらぎの栃木路」のPR ・栃木ならではの地域特産物を広く紹介する ・栃木の特色ある歴史、文化、産業、観光等にふれあう催しにより「やすら ぎの栃木路」を広く参加者に紹介する 乳用牛の改良と酪農振興を図ることはもちろん、本県の歴史や産業等のPRに 加え、農業・畜産に対する消費者の信頼回復を図るための総合的祭典を目指し た催しとする。今後はさらに、実行委員会の諮問機関として会場選定委員会お よび幹事会を設置し、会場選定委員会では会場候補地に関する調査等を行う。 また幹事会では栃木大会の開催期日等の基本構想等を検討し、次回の実行委員 会で、これらについて検討することとなった。 今後も栃木県実行委員会を中心として本大会の開催に向け、万全の準備を進 めて参る所存である。
【2005年を目指してスタート】 |
|
【総会開催状況】 |