◎地域便り


栃木県 ●第12回全日本ホルスタイン共進会栃木大会の開催に向けて

栃木県/矢野 雅之


 全国でも代表的な酪農県である栃木県において、酪農関係者の念願であった
全日本ホルスタイン共進会が、平成17年度に開催されることとなっている。本
共進会を円滑かつ成功裡に導くため、県、市町村、関係機関、関係団体など県
内外の50団体の賛同を得、平成14年12月16日に、福田昭夫知事を会長とする第
12回全日本ホルスタイン共進会栃木県実行委員会が設立された。

 設立総会では次の開催方針が承認された。

乳用牛改良と酪農振興

 ・改良を進めている都道府県代表牛を一堂に集め、その水準を広く示すこと
  での改良増殖の推進

 ・酪農関係者間の情報交換や技術交流による、技術レベルアップの推進

消費者とのふれあい・交流

 ・消費者と生産者の交流の中で、食や農業への理解を深め、地産地消につな
  げる

 ・消費者に対し県産農産物の安全・安心、おいしさ、新鮮さを積極的にPRす
  ることで、消費者との信頼関係を築き、農業の活性化につなげる

 ・全国第2位の酪農県であることを県民に広く紹介し、酪農への理解を深め
  る

「やすらぎの栃木路」のPR

 ・栃木ならではの地域特産物を広く紹介する

 ・栃木の特色ある歴史、文化、産業、観光等にふれあう催しにより「やすら
  ぎの栃木路」を広く参加者に紹介する

 乳用牛の改良と酪農振興を図ることはもちろん、本県の歴史や産業等のPRに
加え、農業・畜産に対する消費者の信頼回復を図るための総合的祭典を目指し
た催しとする。今後はさらに、実行委員会の諮問機関として会場選定委員会お
よび幹事会を設置し、会場選定委員会では会場候補地に関する調査等を行う。
また幹事会では栃木大会の開催期日等の基本構想等を検討し、次回の実行委員
会で、これらについて検討することとなった。

 今後も栃木県実行委員会を中心として本大会の開催に向け、万全の準備を進
めて参る所存である。
【2005年を目指してスタート】

    
【総会開催状況】

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