鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

 7月ー99,936トン(2.1%)
 ・7月は前年同月を7ヵ月連続で上回り、国産品在庫は前月を下回るものの
  前年同月を上回った。 
 ブロイラー用ひなえ付け羽数ー52,737千羽(0.9%)
 ・前年同月とほぼ同水準で推移(0.9%)。
 ・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、8月▲3%、9月▲1%、10月 ▲6%
  (8月上旬聞き取り)。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

 7月―43,329トン(14.3%)
 ・中国産は7月は175トン(▲98.6%)と5月12日より鳥インフルエンザにより
  輸入を一時停止している。175トンは既に冷蔵庫に入っていたもの。
 ・タイ産は16,774トン(16.0%)と前年同月を大幅に上回る。
 ・米国産は8,955トン(59.8%)と前年同月を大幅に上回る。
 ・ブラジル産は前年同月を大幅に上回り、16,732トン(257.0%)。
 ・全体としては、中国産の減少をタイ産とブラジル産および米国産でカバー
  する形となった。

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

 7月ー21,656トン(11.5%)
 ・ 中国産(▲4.5%)はやや下回るものの、タイ産(33.1%)および米国産
  (93.2%)が大幅に前年同月を上回ったため、全体ではかなり大きく上回る。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

 7月―139,191トン(▲0.4%)
 ・国産品は、100,729トン(4.8%)。
 ・輸入品は、38,462トン(▲11.8%)。
 ・全体では前年度を0.4%下回る。

◇図5:鶏肉の家計消費量(1 人当たり)◇

 7月ー280g/人(0.2%)
 ・BSEの代替需要も終わり、需要の伸びはさして望めないものの、10ヵ月
  ぶりに前年同月と同水準となった。
 6月の加工仕向肉量ー3,611トン(▲16.6%)
 ・輸入鶏肉の在庫減により、輸入物の加工仕向量が減少している。
 ・国内物は2,687トン(3.0%)、輸入物は924トン(▲46.4%)と中国産
  鶏肉の輸入一時停止により輸入物の減少が大きい。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

 7月ー101,261トン(▲25.3%)
 ・国産品は、14年7月末から13ヵ月連続で前年同月を上回り、
  7月は25,823トン(4.3%)。
 ・輸入品は、6ヵ月連続で前年同月を下回り、
  7月は75,438トン(▲31.9%)。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

 7月ー もも肉491円/kg(▲20.3%)
 ・前年同月を大幅に下回り、値下がりが続いている。
    むね肉225円/kg(4.2%)
 ・14ヵ月ぶりに前年同月を上回った。5月12日以降中国からの鶏肉の
  一時停止により市況は上向きを見せている。
 8月ー もも肉502円/kg(▲19.0%)
 ・前年同月を大幅に下回ったが、前月をわずかに上回り値下がりが
  ストップした。
     むね肉233円/kg(9.4%)   
 ・2ヵ月連続で前年同月を上回った。市況は上向きを見せている。

◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

 7月ー米国産骨付きもも肉315円/kg(7.5%)
 ・5月12日からの中国産の輸入一時停止により、輸入品の値上がりが
  続いている。
 8月ー 米国産骨付きもも肉318円/kg(8.9%)
 ・8月17日からの処理分につき中国産の輸入一時停止は解除されたが、
  輸入品の値上がりが続いている。

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