鶏 肉



◇図1:鶏肉の生産量◇

 6月ー100,588トン(1.0%)
 ・6月は前年同月を6ヵ月連続で上回り、国産品在庫が増加した。
 ブロイラー用ひなえ付け羽数ー47,191千羽(▲0.3%)
 ・前年同月と同水準で推移(▲0.3%)。
 ・ひな出荷見通しでは、前年同月比で、   7月▲1%、8月▲3%、9月▲2%(7月上旬聞き取り)。

◇図2:鶏肉の輸入量◇

 6月―30,950トン(▲15.1%)
 ・中国産は6月は52トン(▲95.5%)と5月12日から鳥インフルエンザに   より輸入を一時停止している。
 ・タイ産は14,191トン(0.0%)と前年同月と同水準。
 ・米国産は2,264トン(▲22.7%)と前年同月を大幅に下回る。
 ・ブラジル産は前年同月を大幅に上回り、14,128トン(83.4%)。
 ・全体としては、中国産の減少をタイ産とブラジル産でカバー仕切れず、   前年同月を大幅に下回り、30,950トンに止まった。

◇図3:鶏肉の調製品輸入量◇

 6月ー17,453トン(4.1%)
 ・全体のかなりの部分を占める中国産(▲23.1%)が一部認定工場からの   輸入は認められているものの大幅に減少し、一方、タイ産(54.5%)が   大幅に上回ったため、全体で4.1%上回る。

◇図4:鶏肉の推定出回り量◇

 6月―136,643トン(▲0.1%)
 ・国産品は、99,498トン(1.5%)。
 ・輸入品は、37,145トン(▲4.0%)。
 ・全体では前年度を0.1%下回る。

◇図5:鶏肉の家計消費量(1 人当たり)◇

 6月ー280g/人(▲5.6%)
 ・BSEの代替需要も終わり、需要の伸びが望めなかったことにより   9ヵ月連続で前年同月をやや下回った。
 5月の加工仕向肉量ー3,876トン(▲8.4%)
 ・輸入鶏肉の在庫減により、輸入物の加工仕向量が減少している。
 ・国内物は2,715トン(▲0.1%)、輸入物は1,161トン(▲23.2%)   と輸入物の減少が大きい。

◇図6:鶏肉の推定期末在庫量◇

 6月ー97,187トン(▲30.4%)
 ・国産品は、14年7月末から12ヵ月連続で前年同月を上回り、6月は   26,616トン(15.7%)。
 ・輸入品は、輸入量の減少に伴い、在庫量も減少し、6月は70,571   トン(▲39.5%)。

◇図7:国産鶏肉の卸売価格(東京)◇

 6月ー もも肉524円/kg(▲16.8%)
 ・前年同月を大幅に下回り、年明け以降値下がりが続いている。
     むね肉212円/kg(▲6.2%)
 ・13ヵ月連続で前年同月を大幅に下回っているものの、5月12日以降   中国からの鶏肉の輸入一時停止により市況は上向きを見せ、前月を   かなりの程度上回る。
 7月ー491円/kg(▲20.3%)
 ・前年同月を大幅に下回り、値下がりが続いている。
    むね肉225円/kg(4.2%)
 ・14ヵ月ぶりに前年同月を上回った。市況は上向きを見せている。

◇図8:輸入鶏肉の卸売価格◇

 6月ー中国産もも肉310円/kg(6.2%)
 ・鳥インフルエンザによる5月12日からの中国産の輸入一時停止に   より、13ヵ月ぶりに前年同月を上回り急騰している。
 米国産骨付きもも肉310円/kg(4.0%)
 ・5月12日からの中国産の輸入一時停止により、輸入品が値上がり   している。
 7月ー 米国産骨付きもも肉315円/kg(7.5%)
 ・5月12日からの中国産の輸入一時停止により、輸入品の値上がり   が続いている。

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