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農業交流拠点施設「おおむら夢ファームシュシュ」をバックに山口成美社長
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おいしいソーセージができるかなぁ
(手作りソーセージにチャレンジする体験コーナー)
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「地産地消の実践に向けて活動を」と語るのは、長崎県大村市の(有)『シュシュ』の代表取締役山口成美さん(43)。現在、肥育豚250頭を飼育している。昭和54年、地元高校を卒業後、大村市農協で畜産指導を担当してきた。昭和63年に養豚経営指導の傍ら、自ら肥育豚経営に着手し、指導技術の実践を試みた。平成2年に農協を退職し、肥育豚経営に専念するとともに、大きな夢に向かって活動を開始した。
山口さんの居住する福重地区は、梨・ブドウなどを中心とした「フル−ツの里ふくしげ」として、観光農業が盛んに行われていた。山口さんは、平成8年に同地区の梨、ミカン、花農家と4名共同で農産物直売所「新鮮組」を開設し、夢の第一歩を歩み始め、12年に構成メンバ−8名とした農業交流拠点施設『おおむら夢ファームシュシュ』をオ−プンした。施設内では手作りウインナ−教室、フラワ−アレンジ教室、イチゴ狩りなどの各種体験ができ、更に、ぶどう畑のレストランでは大村産の和牛肉や豚肉がバ−ベキュ−用として提供されている。現在では、年間40万人を超える来場者で話題の施設となっている。
また、山口さん自ら生産した豚肉を、『ナルちゃんファ−ムブランド』として加工し、同施設内で、生肉や加工品として販売している。ロ−スハムやウインナ−などの加工品は県内外からの注文も多く、地方発送も行っている。自ら研究を重ねて商品化した『豚ロ−スみそ漬け』は、地元の大村市で開かれた特産品新作展で最高賞の市長賞を受賞し、さらに、長崎県ふるさと産品新作展でも優秀賞を受賞し好評を得ている。
今後は、地元農畜産物を学校給食に取り入れてもらい、次代を担う子供達に安心、安全な食料を供給出来る体制を整えるよう努力して行きたい、と大きな夢を熱く語ってくれた。
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ナルちゃんファームブランドの豚肉ロース(スライス)と大村市長賞を受賞した豚ロースみそ漬けは県外からも注文が多い
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