| 今回は本イベントの中核である共進会の概要について、具体的にご紹介いたします。 1 共進会の概要
 ○主 催
 
 (社)日本ホルスタイン登録協会および日本ジャージー登録協会
 ○内 容
 1)各都道府県から選抜されたホルスタイン種およびジャージー種を通して全国酪農家の交流を深めるとともに、乳牛の生産性を高め、消費者に食の安心・安全を提供していくため5年毎に開催されている。酪農業界では通称「乳牛のオリンピック」とも呼ばれている。
 
 2)今回の大会には、ホルスタイン種300頭(45都道府県)およびジャージー種60頭(14都道県)の合計360頭が出品され、各部門ごとに体型などの比較審査が行なわれる。今大会では一般審査のほかに、酪農の将来を担う後継者育成を特に推進するため、農業高校等出品紹介や18歳未満の引き手(牛の誘導技術)に対する表彰なども行なうこととしている。
 2 日 程
 17年10月28日(金) 〜11月2日(水)
 
 出品牛搬入、測定審査、前夜祭
 
 11月3日(木) 開会式、測定、写真撮影、農業高校等出品紹介
 
 11月4日(金) 審査、講評(ホルスタイン種)
 
 11月5日(土) 審査、講評、チャンピオン決定審査(ホルスタイン種、ジャージー種)
 
 11月6日(日) 上位入賞牛パレード、閉会式
 3 場 所
 とちぎファームフェスタ2005会場敷地内の共進会審査会場(下都賀郡壬生町)
 4 栃木県の出品牛強化対策の取り組み
 第12回全日本ホルスタイン共進会の出品牛は、全頭自県産とすることとしている。これは、アメリカ、カナダなどから導入したスーパーカウの受精卵の配布や優良雌牛導入関連事業などにより乳牛の改良が進められてきたことや、大会終了後も県内で無理のない乳牛の改良が継続して進められることを考慮してのことである。
 
 現在、優秀な成績を収めるため県内の酪農団体やホルスタイン改良同志会と連携して、出品対策として(1)酪農セミナーの開催(飼養管理・ショウカウのコンディションの作り方)(2)各共進会への出品促進 (3)アドバイザーによる巡回指導 (4)毛刈り技術講習会などの取り組みを行っている。
 
         
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          | 毛刈り技術マスター研修会風景 |  | 共進会風景 経産牛クラスの序列付け(順位決め)と
 審査員から出品者へのアドバイス風景
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