青森県/西藤 克己
1.青森県産地鶏「シャモロック」とは
2.青森県産地鶏「シャモロック」の譲渡羽数と産地 県では、1992年から農家などに譲渡を開始し、2004年度の譲渡羽数は約2万羽になる見込みである。主要産地は県内の十和田湖町、六戸町、五戸町、名川町、田子町、弘前市などで、各地域で2〜8戸からなる生産組合が作られ、年によって変動があるが1地域につき年間600〜4,000羽が生産されている。新しい動きとして、本年7月、月間1,000羽の出荷を目指す農事組合法人が立ち上げられた。供給先は、ラーメン店、そば屋などの飲食店、食肉卸売会社、食鳥処理業者、スーパー、観光ホテル、駅弁製造および地域物産加工業者、宮内庁御料牧場など多岐にわたっている。 3.需要拡大のキャンペーン
需要が伸びていることから、県は県産品販売促進事業「攻めの農林水産業」の一環として、「シャモロック」の生産拡大と販売ルートの確立を図ることとした。当面の生産出荷目標を年間十万羽に設定し、ひな、種鶏の供給体制を強化するほかに、生産者向けの飼養管理マニュアルを統一、品質をそろえることとした。加工面では消費動向に合わせた新たな加工品の開発を検討し、流通・販売面では、統一したPRの推進やマーケティングリサーチの実施などで、県内外での知名度アップを目指すことにしている。 |
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