豚肉

◇図1:豚肉の生産量◇

4月―76,195トン(4.0%)

・と畜頭数は、前年同月をわずかに上回り1,418千頭(4.2%)。

肉豚生産出荷予測
(単位:千頭、( )内前年同月比%)
資料:農林水産省生産局畜産部「肉豚生産出荷予測」
(平成16年 4 月30日 公表)

◇図2:豚肉の平均枝肉重量(全国平均)◇

4月―76.8kg(▲0.2%)

・前年同月と同水準となった。

◇図3:豚肉の輸入量◇

4月―132,939トン(29.7%)

・3月末で輸入品に係る関税緊急措置が解除されたため、輸入量全体が大幅に増加した。
・冷凍品は、主要輸入各国が前年同月に比べかなり増加したことにより合計で112,855トン(34.2%)となった。
・冷蔵品の約7割を占める米国産が前年同月に比べかなり増加したことから、合計では20,036トン(9.2%)となった。
・前年同月とほぼ同水準となった。

◇図4−1:米国からの豚肉輸入量◇

4月の米国産―38,661トン(11.3%)

・冷蔵品、冷凍品とも前年同月をかなり大きく上回りそれぞれ、13,970トン(12.0%)と24,692トン(11.1%)となった。

◇図4−2:デンマークからの豚肉輸入量◇

4月のデンマーク産―45,291トン(51.9%)

・ほぼ全体を占める冷凍品は、前年同月を大幅に上回り45,233トン(58.9%)となった。

◇図5:豚肉の推定出回り量◇

4月―178,429トン(19.0%)

・国産品は、75,495トン(4.6%)と前年同月をやや上回った。
・輸入品は、SGが解除されたことなどから102,934トン(32.3%)と、前年同月を大幅に上回った。

◇図6:豚肉の家計消費量(1人当たり)◇

4月―449g/人(9.0%)

・牛・鶏に対する代替需要はやや落ち着きを取り戻しているものの、1月以降、前年同月を上回って推移している。

3月の加工仕向肉量―33,122トン(5.3%)

・国内物は、6,551トン(0.6%)。
・輸入物は、26,571トン(6.5%)。
お中元の加工品仕向けの需給があり増加した。

◇図7:豚肉の推定期末在庫量◇

4月―181.576トン(8.5%)

・輸入量が前年同月をかなりの程度上回ったことから、積み増しされた。
・国産品在庫は、5カ月連続で、前年同月を下回り、19,170トン(▲7.7%)となった。
・輸入品在庫は、162,406トン(10.8%)と前年同月をかなりの程度上回った。

◇図8:豚肉の卸売価格(東京・省令)◇

4月―485円/kg(14.9%)

・前月より22円下がり、弱気配で推移した。

5月―462円/kg(4.5%)

・消費停滞の兆しなどから前月に引き続き、さらに価格を下げた。

◇図9:国産豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

4月冷凍品「うで」―411円(7.6%)
    同 「もも」―433円(9.3%)


・高級部位の「ロース」を除き、前年をかなり上回った。

◇図10:輸入豚肉の仲間相場(冷蔵品)◇

4月米国産「ロース」―658円/kg(3.8%)

・需要の伸びを受けて、前年同月をやや上回った。
・12月以降、米国産チルド品は、前年に比べ全般的に値を上げた。

◇図11:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

4月 デンマーク産「ばら」―550円/kg(5.2%)

・前年同月をやや上回った。
・カナダ産「ばら」についても、562円/kg(8.1%)と前年同月をかなりの程度上回った。

◇図12:輸入豚肉の仲間相場(冷凍品)◇

4月 カナダ産「うで」―337円/kg(7.3%)
・14年3月以降前年同月を下回って推移していたが、前月より小戻し気味に推移している。
・米国産「うで」については、315円/kg(15.8%)となり、15年7月以降前年同月を上回って推移。

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