北海道/浅水 邦昭
こだわり 「環境に優しい持続可能な農業生産方式を確立して、安全・安心だけではなく、農畜産物の健康的な美味しさを消費者の方に届けたいですね。」と語るのは、北海道白滝村で畜産と酪農を営む宮下盛次さん(42)。農場ではアンガス牛やジャージー牛がこだわりのエサを食べている。 ひろがり 白滝村の農業は地力の維持が課題であり、たい肥を畑に還元しても、化学肥料や化学農薬に頼らざるを得ない現代農法のジレンマがある。
家畜ふん尿はBMW(バクテリア・ミネラル・ウォーター)技術を用いて完熟させる。肥沃な土壌を取り戻したい、地球が本来持つ再生自浄作用、土壌微生物のバランスを健全な姿に治し、農業との共生で自然環境を守りながら、安全で安心な食糧を生産するというプロジェクトの理念を反映している。 平成16年2月、プロジェクトは白滝村でシンポジウムを開催。講師にBMW技術協会の清水澄氏と全農大消費地販売推進部の原耕造氏を招き、地元生産者ら約60人は農業からの環境保全と安全な農畜産物を供給する意義を学んだ。 できることから始めよう。夢は「地域まるごと循環システム」 |
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