酪農とちぎ農業協同組合/滝田 優人
現在、牛乳消費拡大に向け全国各地で普及活動が行われているが、酪農とちぎ農業協同組合でも県内各地において、牛乳を飲む必要性や酪農への深い理解を持っていただけるよう、「ミルクはかせ」を中心に数々のPR活動を展開している。「ミルクはかせ」とは、ホルスタイン柄の白衣に牛のかぶりもので活躍する同組合の販売課職員であり、本組合PR用のマスコットキャラクター的な存在である。一般消費者には手作りバター体験やミルククイズをはじめ、保育園児や児童に対しては、なぜ牛乳が体に良いのかなどを説明し、牛乳の機能や知識の普及啓蒙活動に努めている。「牛乳へ愛着を持っていただくこと」これこそが、ミルクはかせの使命だと思っている。ここに、ミルクはかせの活動を紹介する。 10月下旬〜11月上旬にかけて、近隣の小学校などにおいて、手作りバター体験や搾乳体験などの酪農体験を行なった。ミルクはかせは、酪農家とともにユーモアを交えて説明に当り、難しい言葉ではなく牛乳に愛着をもっていただきたい気持ちで児童と接している。多くの児童たちは本物の「牛」の大きさに驚き、乳房の温かさに感動し、自分で作ったバターを喜んで食べていた。ミルクはかせを通して牛乳への愛着や親近感を持ってもらえた喜びを強く感じた。 いつもお店に並んでいる牛乳パックのイメージから一歩前に踏み出して、本物の牛を見る、触る、搾る体験をすることで、牛乳の存在をより身近に感じとれたのではと思っている。 また流通現場では、県内取引先のスーパーにて牛乳の試飲や新しい飲み方として、牛乳と果汁100%ジュースを混ぜて飲むことにより、ビタミンとカルシウムが一緒に摂取できる「牛乳・オレ」を紹介している。牛乳が苦手な子でもジュースと混ぜて飲めば、飲みやすくなることを親子に説明しており、更なる牛乳普及推進を目指している。 どのイベント活動においても「3-A-DAY」のチラシや、牛乳の知識に関する資料を配布しながら消費拡大に向けPRしており、今後もミルクはかせとしてたくさんの消費者に牛乳をアピールしていきたいと思っている。
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