東京事務所
乳製品は洋菓子の材料としては欠かせないものである。今般、協同組合全日本洋菓子工業会(国内約210社の洋菓子およびパン製造者の集り。)の洋菓子にできるだけ多くの乳製品を活用しようという動き(脱脂粉乳+チーズ+ヨーグルトという加工状態で活用)に接する機会を得たので紹介する。
鎌田氏によれば、「業務用でも脱脂粉乳の『25キログラム袋』は大きすぎる。1キログラムなど小分けにして販売して欲しい」とのこと。同工業会としては、各店舗での手作り「カッテージチーズ」と「クワルクチーズ」作りを普及させ、手作り感をより前面に出した個性のある「チーズケーキ」を普及していきたいそうである。また、家庭でも良質な朝食のメニューとしてカッテージチーズ作りをお勧めしたいそうだ。 3、バターとヨーグルト 洋菓子を作るとき、バターはすべて国産バターの発酵と非発酵を使い分けている。発酵バターは乳酸菌が加熱され風味がよくなるためパウンドケーキ、タルトなど主に焼き菓子として、非発酵バターはバタークリームなどクリーム類に使われる。 また、ヨーグルトの乳酸菌は加熱しても、非加熱でもとても洋菓子との相性がよく、今後ヨーグルトを洋菓子に多用していきたいという。 (協)全日本洋菓子工業会の乳製品の利用拡大に向けた取り組みが広く消費者などの支持を受けることを願ってやまない。 |
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