桜満開の4月9日、高根沢町の酪農とちぎ(農業協同組合)「ふれあい牧場」で、恒例の酪農まつり並びに共進会が開催され、会場内は3,000名以上の来場者で賑わった。
メインとなる共進会では107頭の乳牛が出場し、(社)家畜改良事業団十勝種雄牛センターの福屋茂生氏を審査員に迎え、9部門において審査が行われた。
本組合共進会の特徴としては、“組合員みんなで楽しむ”ことを基本に、序列はもとより小・中学生による引き方コンテストや女性リードマンなどの部、さらには地域ごとの酪農牛群(3頭)を審査する部など、地域に密着した共進会としている。
また、併催された各種イベントでは、一般消費者の方に酪農を理解していただくため、搾乳・ほ乳体験や牛の餌やり・ブラッシングなどの牧場体験をはじめ、子牛の体重当て、ラップサイレージ(ロールベール)への落書き、手作りバター体験や牛乳早飲み体験などに参加いただき多くの方に楽しんでいただいた。
特に、搾乳体験コーナーでは牧場をイメージした専用の車両で実施し、本組合青年部員と地域交流牧場のメンバーが搾り方を説明する中、子供から大人までが一喜一憂しながら体験しているのが印象的であった。
共進会風景
さらに、とちぎファームフェスタ2005で大人気となった「とちミルちゃん」も登場。来場者のお出迎えや各種イベントへの参加、写真撮影など相変わらずの大スター(?)ぶりであった。また、会場では多くの模擬店も出店し、アイスクリームやヨーグルト、チーズなどの乳製品をはじめ、焼きそば、パン、ハム、いちごの販売などが行われ、大盛況であった。
最後に、組合員はじめその家族、青年部員、女性会員、酪農関係者で作った今回のオリジナル酪農まつりを、みんなが子供のように笑い、はしゃぎ、そして心から楽しんでいたようで、本当に暖かさが伝わってきたお祭りであった。
共進会風景
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大人気の搾乳体験コーナー
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