豚肉の表示に関する調査財団法人 日本食肉消費総合センター |
はじめに1.調査の目的 2.調査の方法と実施期間 消費者調査結果1.黒豚について(1)黒豚の認知度豚肉のうち「黒豚」や「〇〇黒豚」(〇〇は県名や地名など)という豚肉を知っているかとの問いに、ほぼ9割の消費者が、「黒豚」や「○○黒豚」という豚肉を知っていると回答している。 これを年代別でみると、大きな差はないが、10代ではほかの年代に比べると、「知っている」と回答している割合がやや低い。性別では認知度に差はない。
図1 黒豚の認知度(性別・年代別)
(2)黒豚の定義に対する理解度 年代別にみると、「知らなかった」という割合は、10代で最も多く、世代が上がるにつれて低くなっている。性別では、「知らなかった」という割合は、女性が男性をやや上回っている。
図2 黒豚の定義に対する理解度(年代別・性別)
(3)黒豚の定義を国産に限るかどうかについて 年代別にみると、「国産に限るべきだと思わない」という回答は、10代、20代に比べ、30代以上の方がやや多い。性別では、男女間にほとんど差はない。
図3 黒豚という言葉の使用について(年代別・性別)
(4)黒豚の定義を国産に限る理由 年代別では、60代で「国産ブランドだと思うから」が61.7%と他の世代(5割前後)よりやや多くなっている。性別では、男女間に大きな差はない。
図4 「黒豚」定義は国産に限る理由(年代別・性別)
(5)黒豚の定義を国産に限らない理由 年代別にみると、30代〜50代では「黒豚は既にバークシャー種と定義されているから」が5割強を示しているが、60代以降では約6割が「原産国表示の義務付けがあり、国産と輸入の区別はつくから」としている。性別では、男女間に大きな差はない。
図5 「黒豚」定義は国産に限らない理由(年代別・性別)
2.銘柄豚について(1)銘柄豚に対する関心度 年代別では、10代、20代より30代以降の世代で「関心がある」の割合がやや多くなっている。性別では、男女ほぼ同数であり、差はみられない。
図6 銘柄豚についての関心度(性別・年代別)
(2)「銘柄」の定義 年代別では、「生産地域や生産者が限定されている」が10代、20代では7割台であるが、30代以上では8割を超えている。性別では、男女とも差はなく、「生産地域や生産者が限定されている」が8割を占めている。
図7 「銘柄」の定義(年代別・性別)
販売店調査結果1.黒豚について(1)黒豚の販売実績の有無 業態別にみると、小売業では5割強、兼業では4割強が「販売したことがある」と回答している。
図8 黒豚の販売実績の有無(業態別)
(2)黒豚の定義に対する理解度 業態別にみると、小売業では84.0%が「知っていた」と回答しているのに対し、兼業では小売業をやや下回り、74.5%が「知っていた」と回答している。
図9 黒豚の定義に対する理解度(業態別)
(3)黒豚の定義を国産に限るかどうかについて 業態別にみると、「国産に限るべきだと思う」が小売業で71.4%、兼業で67.9%となり、業態の差はあまりない。
図10 黒豚という言葉の使用について(業態別)
(4)黒豚の定義を国産に限る理由 業態別では、小売業と兼業とであまり差はみられない。
図11 黒豚の定義を国産に限る理由(業態別)
(5)黒豚の定義を国産に限らない理由 業態別にみると、小売業では「黒豚は既にバークシャー種と定義されているから」と「原産国表示の義務付けがあり、国産と輸入の区別はつくから」の比率がほぼ半々であるが、兼業では、「原産国表示の義務付けがあり、国産と輸入の区別はつくから」が53.1%と、「黒豚は既にバークシャー種と定義されているから」の37.5%を上回っている。
図12 黒豚の定義を国産に限らない理由(業態別)
2.銘柄豚について(1)銘柄豚に対する関心度 業態別にみると、小売業と兼業では「関心がある」が共に6割以上で、ほとんど差はみられない。
図13 銘柄豚に対する関心(業態別)
(2)「銘柄」の定義 業態別にみても、小売業と兼業とでほぼ同様の結果となっている。
図14 「銘柄」の定義(業態別
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