第9回全国和牛能力共進会 鳥取県実行委員会
平成19年3月27日(火)に、鳥取県中央家畜市場において、第9回全国和牛能力共進会鳥取県第2回集合審査会が開催された。その結果、第4区(系統雌牛群)では鳥取県育種組合鳥取西部支部の出品する「しば」系が、第5区(繁殖雌牛群)では和牛登録協会鳥取県支部倉吉支所の出品する
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今回の集合審査会は、平成18年10月に開催した第1回集合審査会に続いての開催となった。審査には第2区〜第6区の5つの区に計76頭の候補牛がエントリーし、県内のみならず近県から来場した生産者・関係者など、約300名が見守る中、静かで熱い闘いが繰り広げられた。 第4区では、鳥取県育種組合鳥取中央支部「ますお」系と「しば」系の2群で競われたが、肋張り・体の品位・乳徴に特色のある「しば」系の候補群が選抜された。 第5区では、西部和牛改良組合の「平茂勝」群と「智頭平茂」群で競われ、体伸・体深・尻・腿で優れていた「智頭平茂」群が選抜された。 他の出品区では、第2区(若雌の1)で18頭から13頭に、第3区(若雌の2)で20頭から15頭に、第6区(高等登録群)で5群から4群に絞り込みが行われた。 全国和牛登録協会鳥取県支部の福井副支部長から「いずれも手塩にかけた特色を持った出品牛であった。今後は運動と調教を十分に行うこと。特に本番に臨む第4区「しば系」群と第5区「智頭平茂」群では一層の努力が必要であろう。そして地域の協力無くして出品牛の特色を引き出すことは出来ない。更なる努力を継続し、鳥取全共で優秀な成績を収め、鳥取県の和牛王国復活を果たしましょう。」と審査講評がなされた。出品者や関係者は真剣に聞き入り、今後の必要な取り組みを互いに確認していた。 さらに、鳥取県の「種牛の部」代表牛19頭は、7月22日(日)開催の最終予選会で決定される予定である。出品候補牛の飼養者は、愛牛が晴れの県代表となることを目指し地域関係者の協力を得ながら調教、蹄作り、飼養管理と日夜励んでいるところである。
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