鳥取県/第9回全国和牛能力共進会 鳥取県実行委員会
来る10月11日(木)から14日(日)かけて鳥取県米子市をメイン会場に「第9回全国和牛能力共進会鳥取大会(以下「全共」という)」が開催される。 今全共は、「和牛再発見!−地域で築こう和牛の未来−」をテーマとし、和牛の祭典を核にして、鳥取県の食の魅力を堪能してもらう「大自然の恵み鳥取ファーム2007」を併催する。 当地は、全国の和牛改良の礎となった「気高系」の発祥の地であることから「和牛改良発祥の地」鳥取県をアピールするとともに、魅力ある和牛界を紹介することで和牛新興を図っていく計画である。
過去の大会で3回の首席というすばらしい実績を誇るJA鳥取中央(倉吉市)では、平成19年1月10日、和牛農家など240名が参加し決起大会が盛大に開催された。全共実行委員会の山根事務局長が、「全共では、共進会はもちろんのことイベントも楽しみ、県の和牛の歴史や特産品などの魅力も知ってもらいたい。来県される全国の方には、鳥取県はいい所だった、県民の皆さんにも温かく迎えてもらった、と満足して帰っていただきたい。また、これをきっかけに県民の皆さんには、さらに郷土に愛着と誇りを持っていただきたい。」とあいさつ。全共に向けて生産者、関係者の士気が大いに高まった。 特に、昨年12月に結成されたJA鳥取中央「肉用牛生産組織女性会とりモーレディース」の会長で出品候補者の鳥飼育子さん(58歳)が「牛を飼っている女性が集まって、全共のために何か力になりたいと結成した。全共で、鳥取県の女性のパワーを見ていただき、盛り上げていきたい。」と力強く宣言されたときには大きな歓声が上がった。 また、県内で唯一第1回全共から連続して出品している日野郡日南町では鳥取西部和牛改良組合日南町支部決起大会が和牛農家など50名が参加し、1月31日に開催された。出品候補者である田淵会長(51歳)は「第8回までのすべての全共に出品している伝統ある日南町の生産者全員が力を合わせて取り組みたい。本番まで長いようで短いが、調教訓練、飼養管理に努め、県代表となって本番では優秀な成績を出したい。」と抱負を語った。また、農家を代表し宮脇昭夫(58歳)さんが「日南町は多くの名牛を出してきた。全共に連続出品している伝統がある。昭和62年の島根大会では「高等登録群」、平成4年の大分大会では「若雌の1」でそれぞれ首席に輝いた。第9回全共でも和牛農家の力を集結して、多くの牛を出品し、好成績を収めることを誓う。」と力強く決意表明された。
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