全国食肉事業協同組合連合会(全肉連)では、昨年度まで実施していた食肉料理コンテストに変わって、全国の地域食材と国産食肉(牛肉・豚肉・鶏肉)を使った料理メニューの開発、普及および国産食肉などの消費拡大を図ることを目的として、「地域食材と国産食肉を使った創作料理発表会」(ファミリーミートクッキング)を2月17日に東京都内で開催した。
第1回目となる今大会は、40道府県(応募総数2,245点)で地区予選を行い、各県肉連会長から推せんを受けた代表者40名の参加となった。
開会式終了後、早速別室の調理会場にて調理となった。実技は、調理時間1時間、4人分の材料費3,000円以内という条件で行われ、出場者は地元食材や国産食肉を持ち込み創作料理に日頃の腕を振るった。
調理終了後、審査委員により試食審査が行われ、全ての作品に対し講評および採点がなされた。
審査発表会場では、出場者らを交えた作品発表会がおこなわれ、参加者本人による作品に対してのコメントや当日の調理の様子、地域食材などを取材したVTRが流された後、審査発表となった。
各審査委員からは「参加者のアイデアと手際の良さ、各地域の食材をふんだんに取り入れた料理の独創性が素晴らしかった。どの作品も甲乙付けがたく、最後まで審査は難航した。」などの総評があった。
審査の結果、今大会の最優秀作品にあたる農林水産大臣賞に岩手県代表の小沢裕子さん作品名:「いわて三肉志〜お茶餅添え〜」(岩手産南部赤鶏、前沢牛、南部ロイヤル豚の3種の食肉と地元もち米など利用した創作料理)が選れた。
ついで、農林水産省生産局長賞には、石川県代表の前澤万里子さんの「ギュッと包んだレンコン餅」(牛挽き肉とクルミを入れたレンコン餅を能登牛薄切り肉に包んで揚げた作品)、独立行政法人
農畜産業振興機構理事長賞には、青森県代表の米田恵美さん「ガーリックポークと地野菜のセイロ蒸し雪見ダレ」(セイロ蒸しした薄切り豚肉、野菜を長芋と大根おろしを使ったつけだれでいただく作品)などの受賞が発表された。
最後に主催者を代表し藤井實全肉連会長からは「今回、ご参加いただいた皆様の地域性、独創性にあふれる料理を広めることで、食肉消費の拡大につなげていきたい」との挨拶で大会を終了した。
全肉連では、これからも創作料理発表会を地域レベル、全国レベルで開催し、食肉料理メニューの開発及び普及、促進を図ると共に国産食肉等の消費拡大を繋げていきたい。
創作料理発表会「ファミリーミートクッキング」の詳細及び今大会の結果等は、全作品のレシピとともに当連合会のホームページに掲載します。
HPアドレス http://218.216.76.3/index.html
|
|
実技調理の様子 |
|
|
|
|
|
農林水産大臣賞を受賞した小沢さんと受賞作品の「いわて三肉志〜お茶餅添え〜」 |
|