◎地域便り


鳥取県 ●鳥取全共「種牛の部」の鳥取県代表牛19頭が決定!!

鳥取県/第9回全国和牛能力共進会 鳥取県実行委員会


 鳥取県では、第9回全国和牛能力共進会の開催県にふさわしい好成績を収めるため、平成15年から関係者一丸の取り組みを行ってきた。その5年間の集大成となる、第9回全共「種牛の部」の鳥取県代表牛19頭が出そろった。

 平成19年7月22日、鳥取県中央家畜市場において「第9回全国和牛能力共進会鳥取県最終予選会」が開催された。時折、小雨が降るあいにくの天候であったが、他府県からの視察を含むおよそ500人の来場者の中、静かで熱い戦いが繰り広げられた。

 審査に先立つ開会式では、第9回全国和牛能力共進会鳥取県実行委員会の初代会長でもあった平井伸治鳥取県知事が、これまでの生産者・関係者の努力をたたえるとともに、「全共の成功に向けて、今後も緩まず準備に励んでいただきたい」と挨拶した。また全国和牛登録協会福原利一会長から「開催県そして歴史ある県として、本番でも頑張ってよい成績を修めて欲しい」との激励の言葉をいただいた。

 審査は午前中の個体審査を経て、午後に1区から順に比較・決定審査を実施し、順次、各区の代表牛・補欠牛を決定した。

 各区の代表牛が決定する度に審査会場をとりまくギャラリーからは、どよめきと拍手が起こり、全共開催県として、生産者・関係者の盛り上がりをうかがわせた。

 審査顧問の全国和牛登録協会池田和徳事務局長から「全体として出品対策の努力の成果がみられている。母集団の大きさを考えれば予想以上の出品である。これまでの鳥取の特色であった、大型で種牛性に富む牛の姿を取り戻し、体積豊かで体伸・深み・尻・腿が良好な牛が多く見られた。本番までに管理に十分に注意を払い、優等賞上位を狙っていただきたい。」との、全共本番に向けて一層はずみのつく総評をいただいた。

 また、最終予選会前の6月30日には、第9回全共メイン会場予定地で開催された「第9回全国和牛能力共進会(和牛博覧会inとっとり)100日前イベント」で、鳥取県出品候補牛の調教訓練が実施された。親子連れなどの多くの一般来場者が観覧する中、候補牛9頭が正姿勢による静止や周回運動、前進・後退などの調教訓練に汗を流した。訓練終了後観覧していた子供達は「かわいい」「きれい」「あったかい」といって牛に触れたり質問をし、出品者も子供たちに笑顔で答えていた。

第2区の審査風景

調教訓練風景

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