需給動向 国内 |
米国産が輸入鶏肉及び鶏肉調製品ともに増加、国産の引きあい強く在庫減少 |
財務省が公表した「貿易統計」によると、平成20年5月の輸入量全体では32,262トンと先月と同水準であるが、その内訳は、ブラジル29,366トン(前年同月比11.8%減)、アメリカ2,435トン(同39.9%増)となった。鶏肉調製品については、全体で24,139トンが輸入され、内訳は中国が11,076トン(同43.5%減)、タイ12,942トン(同13.2%増)、アメリカ39トン(同349.4%増)と、アメリカからの輸入量増加が顕著であった。 図6 推定期末在庫割合および部位別卸売価格の推移 アメリカ・アーカンソー州において弱毒タイプの鳥インフルエンザ(H7N3 亜型)が発生したことを受けて、6月3日付けで同州から日本向けの家きん、家きん肉等の輸出が一時停止されているが、同州からの日本向け輸出は約4割を占めると言われていることから、アメリカからの今後の輸入量が注目される。 一方国内については、むね肉の卸売価格(東京)が342円(前年同月比62.1%高)と高値を更新しており、国産品の推定期末在庫が20,818トン(同29.6%減)と前年同月を大幅に下回る水準が続いている。 |
元のページに戻る