月報「畜産の情報」

2008年8月

ALIC

Monthly

目次

【話題】

飼料価格などの上昇と鶏肉供給コストについて
京都産業大学　名誉教授　駒井　亨

【需給動向】

-国　内-

◇牛肉　オセアニア産牛肉卸売価格、冷蔵品は弱含みで推移

◇豚肉　国産卸売価格が高止まる中、5月の輸入量は国内生産量を上回る

◇鶏肉　米国産が輸入鶏肉及び鶏肉調製品ともに増加、国産の引き合い強く在庫減少

◇牛乳・乳製品　成分調整牛乳の生産量は、前年同月を大幅に上回る

◇鶏卵　5カ月ぶりに補てん金交付

◇飼料穀物　平成20年7～9月期の配合飼料供給価格は、穀物価格の高騰を受けて約1,500円の値上げ

-海　外-
◇牛肉: 米　国; E　U　牛飼養頭数の近年の減少傾向に歯止め; 豪　州　2007/08年度牛肉輸出量は前年度比4.5％減

◇豚肉: 米　国　米国の豚肉生産は2008年末にかけて減少局面へ; E　U

◇鶏肉: 米　国　生産の削減に向かう米国のブロイラー産業; タ　イ　鶏肉調製品の輸出量・輸出先が増加; ブラジル

◇牛乳・乳製品　: 米　国; E　U　2008年第1四半期のバター生産・消費は好調、輸出は半減; 豪　州　2008/09年度初期生産者乳価は過去最高の見込み

◇飼料穀物: 中国、天候に恵まれトウモロコシ、大豆、小麦は増産見通し

【需給解説】

ハンバーグ・ハンバーガーに関する消費者意識調査の結果概要
社団法人日本ハンバーグ・ハンバーガー協会

【調査・報告】

食品残さの飼料化による畜産物の生産コスト低減と高付加価値化
―平成19年度畜産物需給関係学術研究収集推進事業―
名古屋大学大学院　生命農学研究科　准教授　淡路　和則

チーズの新規保健機能
─平成19年度畜産物需給関係学術研究収集推進事業─
北里大学獣医学部　教授　向井　孝夫

【海外駐在員レポート】

米国における粗飼料の需給動向について ～最近の乾牧草需給のひっ迫とその要因～ ワシントン駐在員事務所　唐澤　哲也、郷　達也

飼料穀物価格が上昇する中でのチリの豚肉生産 ブエノスアイレス駐在員事務所　松本　隆志、石井　清栄

【海外トピックス】

◇北米: 米国の2008年農業法（完全版）が成立
◇欧州: 穀物の輸入関税一時的にゼロとする措置を延長（EU）
◇オセアニア: 良好な市場環境が続く中、酪農家の経営意識が改善（豪州）
◇アジア: 冷凍食肉の推進キャンペーンを実施（シンガポール）
◇南米: 2008年の牛肉輸出量は減少見込み（ブラジル）

【機構から】

畜産業振興事業の追加緊急対策について

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