作付面積の増加に伴い生産量も増加国家食糧供給公社(CONAB)は11月、2008/09年度(7月〜翌年6月)第2回主要穀物生産状況調査結果を発表した。 (図表1)2008年度第2回主要穀物生産状況調査結果 これによると、作付面積は横ばいで前年度比0.1%減〜1.2%増の4,734万〜4,795万ヘクタール(2007/08年度4,740万ヘクタール)となり、生産量は横ばいで同2.9%減〜1.4%減の1億3,966万〜1億4,183万トン(同1億4,382万トン)と見込んでいる。
トウモロコシの作付面積は減少 ブラジルは2006/07年度には1,100万トンのトウモロコシを輸出したが、2007/08年度の輸出量は750万トンと見込まれており、700万トンを下回るという民間予測もある。年度当初は前年度並みの輸出が予測されていたが、EUの穀物生産の回復や主要輸出先国であった
イランの輸入量の減少などから、輸出量が減少している。
このように輸出量の減少により在庫の増加が見込まれることから、トウモロコシの生産者販売価格は2007年12月をピークとして低下傾向にある。また、ブラジルでは金融危機の影響により、穀物の輸出価格が低下する一方で、レアル安が進んでいる。このような中で、は種期を迎えていることから、トウモロコシの作付面積は減少すると見込まれている。 (図表3)生産者販売価格の推移 (図表4)ブラジルのクロップカレンダー |
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