需給動向 国内

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大豆油かす、輸入量は3カ月連続で前年同月を大幅に下回る


◇絵でみる需給動向◇


 財務省「貿易統計」によると、平成20年7月の大豆油かす(関税品目番号:2304.00-000)の輸入量は、85,985トン(前年同月比34.3%減)となり、この結果、平成20年度の輸入量の累計(4〜7月)は616,956トン(前年度比0.8%増)となった。

 7月は中国、米国産の輸入量がそれぞれ前年同月を下回っており、中国産が27,773トン(前年同月比46.4%減)、米国産が21,666トン(同13.9%減)となっている。一方、インド産については、前年同月を大幅に上回る数量が輸入され、36,393トン(同55.0%増)となった。インド産の輸入価格を見ると、上昇傾向で推移しているものの、品質面で競合するとされる中国産を下回っており、日本の実需者の需要の一部がインド産にシフトしていたものとみられる。(図11)

 大豆油かすの7月の輸入価格はトン当たり56,796円(同44.1%高)となった。この結果、平成20年度の平均輸入価格(CIF)は52,487円(同38.0%高)となっている。国別の7月の輸入価格は米国産が60,709円(同29.9%高)、中国産が56,220円(同46.3%高)、インド産が54,846円(同43.4%高)となっている。(図12)

 また、大豆の8月前半のシカゴ定期は7月前半と比べてブッシェル当たり約350USセント下がっており、今後のCIF価格の下落につながるか、影響が注目される。

図11 大豆油かすの国別輸入量とCIF価格の推移

図12 国別 大豆油かすの輸入(CIF)価格の推移


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