需給動向 国内

◆鶏 卵◆

20年の成鶏めすの飼養羽数は昨年と同水準


◇絵でみる需給動向◇


 農林水産省が公表した「畜産統計」によると、20年2月1日現在の採卵鶏農家戸数(種鶏のみ、成鶏めす羽数1千羽未満の飼養者は除く。)は、3,300戸となり、前年に比べて160戸(前年比4.5%)減少した。

  一方、成鶏めすの飼養羽数は1億4,252万羽で前年に比べ24万2千羽(同0.2%)減ったものの同水準で推移した。また、1戸当たりの成鶏めす飼養羽数は、4万3,200羽となり、昨年に比べ1,900羽(同4.6%)増加しており、大規模採卵養鶏の規模拡大は引き続き進んでいる。

  県別の成鶏めす飼養羽数では、茨城県10,787千羽(同5.5%増)でトップとなり, 続いて千葉県が10,030千羽(前年比2.5%増)、愛知県8,371千羽(同0.5%増)、鹿児島県7,911千羽(同1.4%増)となった。

 また、前年に比べ増羽数の多かった県はトップが茨城県(1,278千羽)、次いで三重県(934千羽)、新潟県(300千羽)、千葉県(242千羽)となった。その飼養規模別羽数のシェアを見ると、成鶏めすの8割以上が5万羽以上の規模で飼養されていた。(図8)

図8 成鶏めす飼養羽数規模別成鶏めす飼養羽数の割合


元のページに戻る