需給動向 国内

◆豚 肉◆

戸数は約6%減少、多頭化は進む


◇絵でみる需給動向◇


 農林水産省が公表した「畜産統計」によると、平成20年2月1日現在の豚の飼養戸数は、7,230戸となり、前年に比べて320戸(前年比5.8%)減少した(図3)。

  飼養頭数は、子取り用めす豚頭数が91万頭(同0.5%減)、種おす豚5万7千頭(同1.0%減)、肥育豚812万頭(同水準)、合計で975万頭(同0.1%減)となり、合計では4年ぶりの減少となった。肥育豚の飼養頭数規模別飼養頭数の割合では2000頭以上が全体の62.5%を占めており(図4)、全経営における1戸当たりの飼養頭数は1,348頭(同9.3%増)となり、一層、多頭化経営が進んでいることが明らかとなった。

  また、地域別の飼養頭数動向は、関東・東山(同2.1%増)と沖縄(同1.0%増)で増加した以外は、すべての地域で減少しており特に四国(同4.9%減)、近畿(同4.1%減)では減少率が他の地域より大きかった。

  県別の飼養頭数では、鹿児島県が1,332千頭でトップとなり、宮崎県(900千頭)、茨城県(631千頭)、群馬県(631千頭)、千葉県(626千頭)と続いた。

図3 豚の飼養頭数の推移

図4 肥育豚の飼養頭数規模別の構成比


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