需給動向 国内

◆牛乳・乳製品◆

20年11月の脱脂粉乳在庫量、前年同月を大幅に下回る


◇絵でみる需給動向◇


 農林水産省「牛乳乳製品統計」によると、平成20年11月の脱脂粉乳生産量は、生乳生産量が減少する中でクリームやチーズ向け乳量が増加していることなどにより加工仕向け量が減少し、10,977トン(前年同月比10.6%減)と9カ月連続で前年同月を下回った。平成20年4月〜11月の累計も94,334トン(前年同期比11.3%減)と前年度をかなりの程度下回っている。

 これにより、脱脂粉乳の11月の推定出回り量も11,300トン(前年同月比28.8%減)と低い水準となり、11月の推定期末在庫量は前月より400トン減少の約27,200トン(同25.8%減)と、前年を大幅に下回った(図5)。

図5 脱脂粉乳の生産量と在庫量の推移

 これは、過去10カ年での在庫量のピークであった平成16年6月の約97,600トンと比べると約30%の水準に当たる。このような状況にかんがみ当機構は、平成21年度のカレントアクセス輸入(137,000トン生乳換算)として、脱脂粉乳を含めた対応を行うこととした。

 一方、脱脂粉乳の大口需要者価格の推移をみると、4月以降25キログラム当たり14,000円台となり、11月は14,953円(同13.7%高)と、上げ幅は一時期より縮小しているものの、上昇が続いた。今後は、景気の悪化が及ぼす需要と価格への影響を注視する必要がある。


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