需給動向 国内 |
農林水産省(「食鳥流通統計」)は2月に、平成20年7月から12月までの半年間の鶏卵生産量を公表した。これにより4月から12月までの年度累計は191万4千トン(前年同期比2%減)となった。また全農「畜産販売部情報」によると、平成21年1月の鶏卵卸売価格はキログラム当たり149円(前年同月比10.4%高)となった。 さらに、2月の速報値を含んだ20年度(4−2月)平均では、194円(同17.7%高)となり、飼料価格高騰や生産調整の効果が生産減と価格高につながったと思われる(図6)。 春先の3月〜5月頃はレイヤー種鶏を導入することが多いが、21年度の生産者による計画生産を推進する上では、景気全体が冷え込んでいることを念頭に、適正な種鶏導入羽数の見極めなど慎重な対応が求められると思われる。
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