農林水産省が7月公表した「畜産統計」によると、平成21年2月1日現在の採卵鶏の飼養戸数及び飼養羽数はいずれも前年より減少した。
飼養戸数は3,110戸で、飼養者の高齢化や配合飼料価格の高騰による廃業などがあったため、前年に比べて190戸(前年同期比5.8%減)減少した。
また、飼養羽数は1億7820万8千羽で、飼養戸数の減少により、前年に比べて345万6千羽(同1.9%減)減少した。そのうち、成鶏めす飼養羽数は、1億3991万羽で、前年に比べて261万3千羽(同1.8%減)減少し、20年以降減少傾向で推移している。
なお、成鶏めす飼養羽数規模別では、全ての階層で飼養戸数が減少した一方、1戸当たり成鶏めす飼養羽数は、前年に比べて1,800羽増加し、4万5千羽となった(図6、7)。全国農業地域別に見ると、飼養戸数は前年に比べて、すべての地域で減少、成鶏めすの飼養羽数は、前年に比べて北陸、中国及び四国で増加し、その他の地域は減少した。また、地域別の飼養羽数割合は、関東・東山、東海及び九州で全国の約5割を占めた。
図6 採卵鶏(成鶏めす羽数)の飼養羽数の推移
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図7 採卵鶏の飼養戸数及び一戸当たり成鶏めす羽数の推移
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