欧州委員会のアシュトン通商担当委員は5月6日、ホルモンを投与された肉牛から生産された牛肉の貿易をめぐる米国との紛争について、米国側と合意に達したと発表した。合意の内容は以下の通りとなっている。
EUでは、成長促進ホルモンを投与した肉牛から生産された牛肉の輸入を89年1月から禁止しており、これによりEUへの牛肉輸出が制限されることとなった米国との間で、WTOの場において長期間の紛争となっていた。今回の暫定的な合意は、この泥仕合を回避する現実的な解決策とみられ、この4年間の猶予期間に双方がどのような歩み寄りを見せるかが注目される。 (※)EUは現在、米国・カナダに対し、一定基準を満たす高級牛肉について低関税(20%)の 輸入枠(11,500トン)を設けているところ。 (欧州委員会のアシュトン通商担当委員の発表) http://europa.eu/rapid/pressReleasesAction.do?reference=IP/09/707&format=HTML&aged=0&language=EN&guiLanguage=en |
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