月報「畜産の情報」
2009年7月
ALIC
Monthly
目 次
【話題】
「食のグローバル化」生産者と消費者をつなぐ物流の役割
独立行政法人 農畜産業振興機構 監事 堀 邦夫
【需給動向】
- -国 内-
◇主要品目の直近月需給
◇牛 肉 枝肉卸売価格は引き続き下落傾向、肉用牛肥育経営安定対策事業の補てん金が発動される
◇豚 肉 4月の平均豚肉卸売価格は過去10年で2番目に低い水準
◇鶏 肉 鶏肉調製品の輸入量、2年連続減少
◇牛乳・乳製品 20年度チーズ総消費量は、前年度比14.8%減
◇鶏 卵 鶏卵相場は弱含み、増羽による価格下落を懸念
◇飼料 20年度の配合飼料生産量は微増、価格は今後の動向に注目
- -海 外-
◇主要畜産国の需給
- ◇牛 肉
- 米 国
- E U
- 豪 州 1〜5月の対日牛肉輸出、冷蔵グレインフェッド牛肉が大幅増
-
- ◇豚 肉
- 米 国 新型インフルエンザの影響で需要回復は遅れる見込み
- E U 2009年の豚枝肉卸売価格は2008年を下回るものの、堅調に推移の見通し
- ◇鶏 肉
- 米 国
- タ イ
- ブラジル
-
- ◇牛乳・乳製品
- 米 国 需給緩和が続く中、DEIPが5年ぶりに再開
- E U 3月より開始された介入買入(バター、脱脂粉乳)の延長実施を検討へ
- 豪 州 2009/10年度の生乳生産量、多くとも前年度並みの見込み
-
- ◇飼料穀物
- 粗粒穀物、2009/10年度の消費量は生産量を上回る
- -輸出ブランド-
- −LL大阿蘇牛乳(熊本県)−
ホップ(香港)、ステップ(台湾)で上海へジャンプ
【調査・報告】
大規模肉用牛肥育経営による付加価値確保のための経営戦略
〜地域にある資源を有効活用〜
- 岡山大学大学院 環境学研究科 教授 横溝 功
鹿児島県奄美諸島におけるサトウキビ収穫残さの発生状況と肉用牛生産への利用の可能性
鹿児島大学農学部生物生産学科 教 授 中西 良孝
鹿児島大学農学部生物生産学科 准教授 山 耕二
鹿児島県農業開発総合センター畜産試験場 主任研究員 高木 良弘
(現 鹿児島県大島支庁農林水産部農政普及課技術主査)
【海外駐在員レポート】
- タイにおける畜産物の需給見通しについて
シンガポール駐在員事務所 佐々木 勝憲、林 義隆
国民に支持されるスイスの国産畜産物消費拡大運動
ブリュッセル駐在員事務所 前間 聡、小林 奈穂美
小売店における食肉の原産地表示の現状について
ワシントン駐在員事務所 中野 貴史、郷 達也
【海外トピックス】
- ◇北 米
- 米国の酪農家は過去最大規模の乳用牛とう汰を開始へ
- ◇欧 州
- ホルモン牛肉問題に関する貿易紛争について、米国と暫定合意
- ◇オセアニア
- 2008/09 年度の穀物生産農家の経営見通しを公表(豪州)
- ◇アジア
- 主要作物生産量は微増と予測(タイ)
- ◇南米
- 業界第一位と第二位の鶏肉パッカーが合併(ブラジル)
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