当機構では、「畜産の情報」への読者の皆様の評価を把握するとともに、「畜産の情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次のとおり概要をご紹介いたします。アンケートにご協力いただき誠にありがとうございました。
1 調査の概要
平成20年9月に「畜産の情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表のとおり)。
2 結果の概要
(1)「畜産の情報」への評価 「畜産の情報」への評価(5段階)は、「満足」が47%、「まあ満足」が38%、「普通」が12%となりました。
また、5段階評価の評点の平均値は4.3ポイントでした。
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「畜産の情報」への評価 |
(2)記事や統計の利用方法 よく見られている記事・統計やその利用方法について、主なご意見を整理すると次のとおりでした。
- 農家巡回や部会、協議会等での情勢報告等の参考に使用。(農協)
- ユーザーや消費者の方々に需給動向について説明する上での参考に使用。(酪農・乳業関係)
- 各畜産物の需給動向を買付、販売の参考資料として活用。(食肉・畜産関係)
- 飼料、畜産物の需給動向の推測に活用し、事業計画等の策定に使用。(飼料・種苗関係)
- 今後の仕入、販売の計画立案に使用。(流通・小売関係)
- 将来的な市場の可能性を検討する際の基礎材料。(総合商社)
- 食肉企業などの業界動向、市場環境分析のために使用。(銀行・証券会社等)
- 価格交渉や、販売、製造計画作成の参考に使用。(食品会社)
- 研究の方向性を定めたり、研究の評価を行う際に活用。(試験研究機関)
- 自立参加、勉強会、グループの参考資料及び、自分の知識資料として活用。(消費者団体)
- 畜産施策の根拠として使用。(行政)
(3)今後掲載を希望する記事 今後、「畜産の情報」に掲載してほしい記事について、主なご意見を整理すると次のとおりでした。
- 生産コスト低減に関する優良事例。飼料米、エコフィードに関する優良事例。(農業改良普及センター)
- 畜産業の今後の方向(1)生産性(2)改良(3)国内自給飼料対策(4)環境(5)消費者ニーズ(6)世界経済との関連。(農協)
- 食肉、特に牛肉の消費拡大に関すること。(行政)
- 各種ブランド育成に関する事例。(農協)
- 畜産サイドの見方だけでなく、消費者や流通関係者の考えがわかる記事。(行政)
- 畜産の担い手育成に関すること。(食肉・畜産関係)
- 環境問題、温暖化問題等最近の重要問題の解説。(食肉、畜産関係)
- 今後の海外における畜産物の輸出入状況予測。(飼料を含めた関連品の各国の流れ)(総合商社)
- EU、ロシア及び新興国の畜産政策。(酪農・乳業、流通・小売関係)
- 中国の鶏肉、豚肉に関する畜産統計資料の充実(食肉、畜産関係)
- WTO、EPA交渉の経過と畜産業界に及ぼす影響。(行政)
(4)その他のご意見・ご要望
- ホームページ上の統計はできるだけ古いものも残してほしい。例えば過去10年間の月次統計とか。データベースとしての機能も有してほしい。(食肉・畜産関係)
- HPのレポートなどPDF形式でダウンロードできたら活用しやすい。(酪農・乳業関係)
- 内外一冊にしたので、記事の方も内外の特集を組んでみてはどうか。また駐在員情報も、そのときのトピックもそれはそれでよいが、次回は内外のテーマを統一して特集を組んでみてはどうか。(食肉・畜産関係)
- もっと畜産を消費者に解りやすく説明出来る様な記事がほしい。(流通・小売関係)
- 印刷物の利用価値は高い。今後とも継続願えればと思います。(海外食肉関係団体)
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