需給動向 国内 |
農林水産省が公表した「牛乳乳製品統計」によると、22年6月の牛乳等生産量は32万9千トン(前年同月比0.8%減)と、28カ月連続で減少しており、減少傾向に歯止めがかからない状況にある。 このうち、成分調整牛乳については、景気低迷による節約志向などにより昨年度前半は、生産量の伸びが著しかったが、6月は3万8千トン(同7.3%減)と2カ月連続で前年割れとなった。 一方、加工乳については、11カ月連続して前年度を上回って推移していたが、21年5月以降伸びが鈍化した成分調整牛乳とは対照的に増加が加速し、6月は前年同月を32.3%上回る2万1千トンとなった(図5)。 これについては、消費者の低価格志向がより一層加速し、成分調整牛乳よりもさらに安価な加工乳へ消費トレンドがシフトしてきているからとも言われている。 加工乳は、脱脂粉乳やバターなどを原料に製造することから、生乳から乳脂肪などを除去して製造する成分調整牛乳に比べ、一般的に安価であるものの、乳価の高い生乳の使用割合が少ないことから、酪農家の手取りが減る恐れがあるとする見方もあり、今後の加工乳生産量の推移が注目される。
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