需給動向 国内

◆鶏 卵◆

卸売価格(東京・M)は10カ月連続で前年上回る


◇絵でみる需給動向◇


 全農「畜産販売部情報」によると、年末の最需要期であった22年12月の鶏卵卸売価格(東京・M)は、キログラム当たり240円(前年同月比14.7%高)、また、速報値によると、23年1月は同184円(同22.0%高)と、10カ月連続で前年を上回って推移した(図7)。要因としては、21年度の低卵価を踏まえ、生産者が需要に応じた生産に取り組んだことなどが挙げられる。

図7 鶏卵卸売価格(東京・M)の推移
資料:全農「畜産販売部情報」

 農林水産省「鶏卵市況情報」によると、22年12月の鶏卵入荷量(東京)は、需要期を前にわずかに減少し7,714トン(同2.5%減)となったものの、速報値によると23年1月は9,198トン(同1.1%増)となり、入荷量はやや回復した。

注)入荷量とは、鶏卵市場(鶏卵荷受会社をいい、東京は3社対象)が産地の生産者、集出荷団体業者等から入荷した量

 一方、今後の需給、価格動向については、鳥インフルエンザの発生状況等を踏まえ、注視する必要がある。


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