需給動向 海外 |
米国農務省、2012/13年度産のトウモロコシ生産見通しを下方修正
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米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は7月11日、2012/13穀物年度(9月〜翌8月)における世界の主要農作物の需給見通しを公表した。今回の報告では、トウモロコシおよび大豆の生産見通しが、先月の予測値から下方修正された。 米国産トウモロコシ、干ばつにより単収減 米国におけるトウモロコシの作付面積は、先月の需給見通し(6月12日公表)で、3月の生産者意向調査に基づく数値が据え置かれていた。6月29日に公表された「Acreage」を受けて、9640万エーカー(50万エーカー増)に上方修正された。
トウモロコシ、中国200万トン輸入を上積み 2012/13年度における世界のトウモロコシ生産量は、前年度と比べ、米国、アルゼンチン、ウクライナ、中国など主要国で増産が見込まれることから、前年度比3.6%増の9億523万トンとされた。
大豆、生産増により世界の期末在庫増加2012/13年度における世界の大豆生産量は、米国および中国の生産量の減少が予測されるものの南米で増加が見込まれることから、前年度比13.3%増の2億6716万トンと予測された。輸入量は、南米および中国で増加が見込まれることから、同5.4%増の9496万トンと予測された。 輸出量は、米国およびアルゼンチンで増加が見込まれることから、同6.3%増の9582万トンと予測された。 消費量は、米国で減少が見込まれるものの南米および中国で増加が予測されることから、同3.8%増の2億6315万トンと予測された。 なお、期末在庫は、米国および中国で減少が見込まれるものの南米で増加が予測されることから、同6.0%増の5566万トンと予測された。
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