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2011年の世界の牛肉生産量は、6752万トン(枝肉換算ベースFAO Food Outlook、2012年5月)となっている。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(1200万トン)、EU27カ国(803万トン)などの先進国のほかに、ブラジル(903万トン)、中国(555万トン)、インド(317万トン)、アルゼンチン(253万トン)といった新興国である。牛肉消費量は、米国が世界最大の消費国であるが、ブラジル、ロシア、インドなどBRICsの国々を中心に増加している。牛肉輸出量は、豪州(141万トン)、ブラジル(134万トン)、米国(127万トン)の順に多く、近年インド(122万トン)の輸出量の伸びが著しい。また、日本への輸出割合が高い豪州やニュージーランド(50万トン)の輸出量は増加傾向にあり、これに米国を加えた3カ国で全輸出量の約4割を占めている。 |
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2011年の世界の豚肉生産量は、1億895万トン(枝肉換算ベースFAO Food Outlook、2012年5月)となっている。主要生産国(国別データは米国農務省)は、中国(4950万トン)であり、これにEU27カ国(2275万トン)や米国(1033万トン)などが続く。EUや米国は生産量に占める輸出量の割合が高く、東アジアや北米を中心に輸出量を増加させている。新興国では、経済成長に伴いブラジル(323万トン)、ロシア(200万トン)、メキシコ(118万トン)の生産量が増加している。中国以外のアジア地域では、ベトナム(196万トン)やフィリピン(126万トン)などの生産量や消費量が多い。日本は、生産量が127万トンであるが、消費量のおよそ半分の125万トンを輸入しており、世界全体の輸入量の約2割を占める最大の豚肉輸入国である。 |
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2011年の世界の鶏肉生産量は、1億159万トン(骨付き換算ベースFAO Food Outlook、2012年5月)となっている。主要生産国(国別データは米国農務省)は、米国(1669万トン)であり、これに中国(1320万トン)、ブラジル(1286万トン)と続く。日本の鶏肉生産量は120万トンであり、消費量の約4割を輸入している。かつては業務用需要の伸びなどから、中国、タイなどから輸入していたが、高病原性鳥インフルエンザの発生により16年1月以降、中国、タイからの輸入は禁止または停止となり、その減少分はブラジル産鶏肉の輸入量を増加させることで補った。現在は輸入の約9割をブラジルに依存しており、世界最大の鶏肉輸入国である。 |
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2011年の世界の生乳生産量(水牛乳を含む)は、7億3010万トン(FAO Food Outlook、2012年5月)となっている。主要生産国(国別データは米国農務省)は、EU(1億3780万トン)、インド(1億2150万トン)、米国(8895万トン)などであるが、インドは水牛乳が生乳生産量の約6割を占める。地域別にみると、最近では、アジア、オセアニア、南米の生乳生産量の増加が著しい。2011年の貿易量(輸出量・生乳換算)は5070万トンと見込まれ、その貿易率は6.9%と穀物や砂糖、牛肉、家きん肉などと比べて低い。主要輸出国(地域)は、ニュージーランド、EU27カ国、米国、オーストラリアなどである。 |
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