需給動向 国内

◆豚 肉◆

23年11月の豚肉輸入量、前年比26.2%増の7万7千トン


◇絵でみる需給動向◇


 財務省「貿易統計」によると、平成23年11月の豚肉輸入量は、前年同月比26.2%増の7万7千トンとなり、2ヵ月連続で前年を20%以上上回った(図3)。

図3 平成23年度豚肉輸入量の推移

 冷蔵品の11月の輸入量は、前年同月比12.5%増の2万3千トンとなった。23年度は毎月2万2千トン程度輸入されており、9ヵ月連続で前年を上回った。これは、競合する国産豚肉の枝肉価格が夏場まで高値で推移していたことなどが影響しているとみられる。

 なお、国別に見ると、米国産1万6千トン(前年同月比10.3%増)、カナダ産6千トン(同22.1%増)となった。

 一方、主に加工向けである冷凍品の11月の輸入量は、前年同月比33.4%増の5万3千トンとなり、3ヵ月連続で前年を上回った。7月以降、輸入豚肉の在庫取り崩しが進み、お歳暮などの年末需要に向けて輸入を増やしたためとみられる。

 国別に見ると、米国産1万5千トン(前年同月比74.1%増)、カナダ産1万3千トン(同40.7%増)、デンマーク産1万1千トン(同4.8%増)、その他(主にメキシコ、チリ、EU諸国(デンマークを除く))1万5千トン(同24.2%増)となった。米国産は在庫過多により輸入量が減少した前年の反動や、円高ドル安の為替相場の影響から大幅な増加となった。一方、デンマーク産は、「より安価な他のEU諸国への輸入先の切替えや、EU域内への生体輸出の増加」(輸入関係者)の影響から、小幅な増加にとどまったとみられる。

 11月の輸入量は米国産冷凍品を中心に大幅な増加となったが、例年1月から2月にかけて国産豚肉の枝肉価格が、低下する時期であること、北米・EUともに現地相場は高値で推移していることなどから、今後は輸入量が減少に転じることも見込まれる。


元のページに戻る